この記事は、デジタル資産の新たな潮流として注目される「ポイントマーケットプレイス」について、その仕組みや利点、そして最新の動向を解説します。
ポイントマーケットプレイスとは
デジタル資産の世界では、プロジェクトが公開と同時に「ポイントシステム」を導入することが増えています。
これらのポイントは、プロトコルへの貢献や新規ユーザーの紹介など、特定の活動に基づいて付与されます。
ポイントシステムは、製品の使用を促進するための効果的な手段として認識されています。
例えば、Friend.Tech(@friendtech)では、ポイントは時間加重保有価値に基づいて分配されます。
多くのユーザーは、ポイントが将来的にトークンのエアドロップに変換されることを期待しています。
最新の動向
Whales Market(@WhalesMarket)は、ポイントの売買を可能にするOTCマーケットプレイスとして機能を拡張しました。
2024年1月の2週目から、Friend.Tech(@friendtech)のポイントをhttp://whales.marketで売買できるようになります。これにより、アクティブなユーザーが報酬を受け取る機会が増えます。
- OTCとは?
- 英語表記「Over The Counter」の略で、取引所を介さずに売り手と買い手が1対1で直接取引する「相対取引」のことです。
当事者同士であらかじめ「価格」「数量」「決済方法」を決めてから取引を行います。
引用元:大和証券
ポイントマーケットプレイスの売買手続き
手続きは簡単で、売り手の場合以下の手順を踏みます:
a. 売りたいポイント数を入力。
b. 売りたい価格を指定。
c. 担保を委託先に預ける。
買い手はその逆になります:
a. 買いたいポイント数を入力。
b. 買いたい価格を指定。
c. 入札のためのお金を委託先に預ける。
売り手は担保を掲示しなければならず、買い手はポイントのために入札するお金を預けなければならなりません。オープンソース・コードで安全に取引が行われます。
今後 Friend.Techがトークンを投下した場合、委託先がポイントからトークンへの正式な変換を開始すします。
詳細はWhales Marketのドキュメントをご参照ください:
https://docs.whales.market/overview/about-whales-market
ポイントマーケットプレイスの将来性
ポイントマーケットプレイスは、デジタル資産の世界に新たな投資の機会をもたらしています。
この市場の成長は、今後も続くと予想されます。
Whales Marketは、GTM(市場進出)戦略としてポイントを採用するプロトコルが増える中、OTCマーケットプレイスとしての地位を確立することを目指しています。
オピニオン
トークンになる前のポイント(多くはオフチェーン)を売買できるマーケットが登場しました。 先行者利益狙いのムーブがますます増えそうではありますが、発想が斬新です。