「IGO」とは?わかりやすく解説します
仮想通貨(暗号資産)における、資金調達方法には、オファリングというものがあります。
ICO・IEO・IDOなどが挙げられますが、似たような言葉に「IGO」というものがあります。
今回は、このIGOについて解説していきたいと思います。
IGOの特徴
IGOとは(Initial Game Offering)の略で、ブロックチェーンゲームのプロジェクトが資金を調達するための手法です。
ユーザー視点から見ると、ゲームのNFTが早期に購入ができ、運営視点から見ると、ゲーム開発の資金調達が出来るものとなっています。
ICOやIEOとその大まかな仕組みは似ています。
投資家は、プロジェクトにゲームで使用されるネイティブトークンを一定期間ロックし、プロジェクト側がNFT等を販売します。
販売で得た資金でプロジェクト側は引き続きゲームの開発を行い、ゲームが正式にリリースされた時に販売されたNFT等が利用可能になります。
IGOに参加すれば、NFTのコレクションやゲーム内の資産を先んじて入手することが出来て、それらの値上がりも期待できます。
IGOのメリット
IGOのメリットを投資家側とプロジェクト側の両面から見てみましょう。
潤沢な開発費の獲得
開発費というのはとてつもなく大きな金額がかかるものです。
また、想定外の出費もあることから、プロジェクト側が事前に資金・開発費の調達が出来ることは、かなり大事なことです。
一般的に、資金は多ければ多いほどいいものですから、潤沢な資金があることは強みになります。
ゲーム初期からの投資が出来る
ユーザー側は、NFTを低価格で購入が出来ます。
ゲームがヒットして有名になれば、その価格は100倍以上になることもあります。
投資の観点から大きなリターンが見込めることはメリットと言えるでしょう。
また、初期の投資家ということで、ゲーム自体に一般ユーザーより早くに参加出来ることもあり、それによりゲームを有利に進めることが出来ます。
ゲーム内のアイテムや土地などの購入や採掘などは、早い方が有利なことが多いですから、さらに投資できるアイテムの獲得が出来る可能性があります。
IGOのデメリット
IGOは一見メリットばかりにも見えますが、デメリットも存在しています。
プロジェクトの中止
一番大きいダメージがプロジェクトの中止です。
IGOにより、資金が集まっても順調な開発が見込めずにプロジェクトが中止になることもあります。
これは、詐欺的な計画中止もありえます。
ゲームの不人気
開発時は面白そうなゲームでも完成してみるとそうでもなかったりすることがあります。
プロジェクトどおりに進行してもユーザー側の反応は今ひとつであれば、当然盛り上がりに欠けてNFT等の価値は上がってこなくなる可能性もあります。
まとめ
現在はGameFiが流行しているので、今後もIGOの機会は増加していくことでしょう。
ブロックチェーンゲームに初期から投資出来るというのは魅力です。
これからも話題作も出てくるでしょうから、しっかりと内容を確認して参加してもいいと思うものがあれば積極的に参加してもいいと思います。