本記事では「オリックス株主優待」をテーマに優待内容や到着日など解説します。
オリックスは、法人金融、環境エネルギー、自動車関連、不動産など多角経営をしている点が魅力。
時価総額2兆円を超える日本を代表する企業です。
株主優待は「カタログギフト」が貰えるため、個人投資家から高い人気を誇る銘柄。
但し、オリックスの株主優待には注意点が存在するため、詳細を確認しておきましょう。
「オリックス」の株主優待とは?
①カタログギフト
カタログギフトのラインナップは豊富であり、利用者からの高い評価がされています。
■優待Bコースの一例
■優待Aコースの一例
オリックスのカタログギフトは長期保有特典があります。
保有株式数 100株以上 |
3年未満 優待Bコース 3年以上 優待Aコース |
---|
3年以上継続保有することで、カタログギフトの内容がグレードアップする
もっと詳しくカタログギフトを確認したい方は以下公式からチェック可能です。
②オリックス株主カード
オリックス株主カードは各種サービスの割引を受けることができます。
- 宿泊や食事
- オリックス公式野球観戦
- 京都水族館・すみだ水族館・新江ノ島水族館
- レンタカー
- 人間ドック
カタログギフトだけでなく、様々なサービスをお得に使える点がオリックス株主優待の魅力です。
【注意】オリックス株主優待は廃止が決定
2024年3月を持ってオリックスの株主優待は廃止が決定しています。
①株主カード
2024年3月31日時点株主名簿に記載のある株主への送付をもって株主優待を廃止
カード裏面に記載される有効期限(2025年7月31日)まで利用が可能
②ふるさと優待
2024年3月31日時点株主名簿に記載のある株主への送付をもって「ふる
さと優待」による株主優待を廃止
オリックスの株主優待を貰う権利が得られるのは、残すところ2024年1回のみと覚えておきましょう。
株主優待廃止の理由
オリックスは外国人投資家の保有比率が高い銘柄。
株主優待制度は外国人投資家及び機関投資家には魅力がなく、公平性に欠けるという意見が過去からされていました。
このため、外国人投資家にも公平な株主還元である、「配当金」、「自己株式取得」がメインに行われる予定です。
「オリックス」株主優待はいつ届く?
オリックス株主優待の到着目安は以下の通りです。
①カタログギフト
オリックスのカタログギフトが届くのは7月上旬が目安。
直近のカタログギフトは「2022年7月1日前後」、「2023年6月30日」に到着しています。
筆者宅に到着したカタログギフトは以下の通りです。
2単元(Aコース、Bコース)
②株主カード
オリックスの株主カードが届くのは7月上旬、12月上旬です。
- 2020年12月12日前後
- 2021年6月29日前後
- 2021年12月9日前後
- 2022年7月1日前後
- 2022年12月7日前後
- 2023年6月30日前後
「オリックス」の権利確定日は?
オリックスの権利確定日は「3月末」です。
優待を受けたい方は、忘れず権利日に株を保有をしましょう。
配当金については以下の通り
- 中間配当:9月末(12月上旬頃受取)
- 期末配当:3月末(6月下旬頃受取)
配当金については、9月末、3月末が権利確定日と覚えておきましょう。
「オリックス」はいくらで買えるか?
2024年5月14日終値時点1株3,326円
株主優待を貰うには、最低100株「332,600円+手数料」が必要
2020年コロナショック以降、株価は右肩上がりの状況です。
株主優待だけでなく、企業分析を行った上で投資を検討してみましょう。
http://long-term-investment.jp/stock-screening/
「オリックス」の配当金と配当利回りは?
2024年3月期の配当金は、1株当たり85.6円(中期+期末)
実績配当利回り3.1%
100株保有で8,560円の配当を受け取ることが可能
決算期 | 中間配当 | 期末配当 | 年間配当 |
---|---|---|---|
2016/3 | 22.00円 | 23.75円 | 45.75円 |
2017/3 | 23.00円 | 29.25円 | 52.25円 |
2018/3 | 27.00円 | 39.00円 | 66.00円 |
2019/3 | 30.00円 | 46.00円 | 76.00円 |
2020/3 | 35.00円 | 41.00円 | 76.00円 |
2021/3 | 35.00円 | 43.00円 | 78.00円 |
2022/3 | 39.00円 | 46.60円 | 85.60円 |
2023/3 | 42.80円 | 42.80円 | 85.60円 |
2024/3 | 42.80円 | 55.80円 | 98.60円 |
10年以上増配が続いている点も魅力です。
配当性向も33%と安定性も評価されるポイントと言えるでしょう。
「オリックス株主優待」5つの注意点
オリックス株主優待には注意点もあるため、以下ポイントを理解しておきましょう。
- 株主優待は早めに申し込みを行う
- カタログギフトには申し込み期限がある
- 貸株には注意を
- リーマンショック時の株価を理解する
- 2024年3月を持って株主優待は廃止
注意点①株主優待は早めに申し込みを行う
人気商品はすぐに売り切れになってしまうため、用紙が届いたら早めに申し込みを行いましょう。
「オオサンショウウオぬいぐるみ」はインパクトがあり早期抽選になることも少なくない
注意点②カタログギフトには申し込み期限がある
株主優待の申し込みには期限があります。
2023年ふるさと優待のお申込み期限は、2023年8月31日に終了。
到着後約2ヶ月はあるも、「申し込みを忘れた・・・」とならないよう早めに申し込みを行いましょう。
注意点③貸株には注意を
3年以上の長期保有特典を受けたい方は、「貸株」設定には注意が必要です。
株主名簿確定基準日の株主名簿に、同一株主番号で連続して記載のある株主が特典を受けることができる
証券会社の貸株サービスを利用した場合、貸出を行った株式の所有権は貸出先に移転し、継続保有の対象外となる
オリックスに限らず、長期保有特典がある銘柄の貸株には注意をしましょう。
(参考)【注意】「なぜ貸株金利が高いのか?」貸株の6つデメリットを解説
注意点④リーマンショック時の株価を理解する
オリックスを保有する場合、リーマンショック時の株価下落を理解する必要があります。
2009年2月にオリックス株価は170円まで下落
以下、オリックス長期チャート
2007年から95%と驚異的な株価下落が起きています。
リーマンショック時の暴落は業績だけでなく、外国人投資家比率が高かったことも影響。
現在は、株主還元を積極的に行い金融機関及び個人投資家比率を増加させています。
この結果、2023年現在外国人持ち株比率は減少傾向です。
- 2007年:外国人持ち株比率66%
- 2023年:外国人持ち株比率41.3%
このため、2009年とは状況が異なりますが投資をする上で過去の株価下落はリスクとして理解しておきましょう。
注意点⑤2024年3月を持って株主優待は廃止
冒頭でも説明をした通り、オリックスの株主優待は2024年3月持って廃止が決定しています。
今後、配当金及び自己株式取得という別の株主還元に期待しましょう。
アプリを活用して手軽に財務分析を実施しよう
オリックスの株を購入する場合、財務分析を行い正しく企業特徴を理解する必要があります。
アプリを使って財務分析をしたい場合「moomoo」を利用してみましょう。
moomooは、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリ。
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「オリックス」株主優待【まとめ】
本記事では「オリックス株主優待」をテーマに優待内容やいつ届くかなど解説しました。
- カタログギフトと株主カードが貰える
- カタログギフトは7月上旬頃到着
- 権利確定日は3月末
- 増配が続く優良企業
- 2024年3月を持って株主優待は廃止
オリックスは高配当かつ株主優待がある人気銘柄です。
但し、2024年3月に株主優待が廃止になる点は注意しておきましょう。
以上、オリックス株主優待まとめでした。
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