仮想通貨シンボル(XYM)の特徴を解説!ローンチから現在までの価格を分析

(画像=NETMONEY編集部)

シンボル(Symbol)は、NEMをベースに開発されたブロックチェーンプラットフォームで、2021年3月に正式にローンチされました。ネイティブトークンとしてXYMが使われます。(※)

XYM投資を始めるにあたって、そもそもシンボル(Symbol)とはどんなブロックチェーンであり、XYMとはどんな仮想通貨なのか、知りたいという人も多いのではないでしょうか。

本記事では、シンボル(Symbol)の基本情報や開発目的、将来性について詳しく解説します。XYMの現在の価格トレンドも紹介するので、購入するか迷っている人はぜひ参考にしてください。

※仮想通貨XYMを日本語で表すと正式には「ジム」となりますが、XYMのことを、ブロックチェーンプラットフォームと同様に「シンボル」と呼ぶ方が一般的です。本記事では混同をさけるため、ブロックチェーンプラットフォームを指す際は「シンボル」仮想通貨を指す際は「XYM」と記載します。またネムについても同様に、ブロックチェーンプラットフォームを指す際は「NEM」仮想通貨を指す際は「XEM」と記載します。
目次

シンボル(Symbol)とは

シンボル(Symbol)とは、NEMをベースに開発されたブロックチェーンプラットフォームです。シンボルの開発目的やNEMとの共通点・相違点といった基本情報と、シンボルのローンチに関する情報を紹介します。

基本情報、開発目的

シンボル(Symbol)は、NEMをベースに開発されたブロックチェーンプラットフォームで、ネイティブトークンとしてXYMが使われます。NEMの目的である分散型経済の実現を継承しつつ、より高速かつ低コストなトランザクション(取引)を可能にすることを目的としています。

NEMは、開発者向けの仮想通貨環境の構築を目的として開発されました。一方シンボルは、企業や公的機関向けの機能を強化し、実際のビジネスにおける活用促進を目的としています。

NEMブロックチェーンをベースにして開発された

シンボルは、NEMの設計思想を継承しつつ、より高度な性能と拡張性を有しています。例えば、NEMの優れた機能であるモザイクは、シンボルにも引き継がれています。

モザイクとは?
モザイクとは、ブロックチェーン上でトークンを発行・流通させる機能のことです。モザイクでは暗号資産だけでなく、投票権やポイント、会員証などあらゆるものをトークンとして発行・流通できます。

引用:DMM Bitcoin|ついに始まったシンボル(Symbol)、これまでのネム(XEM)との違いは?

加えて、シンボルは処理速度の向上を実現しています。NEMでは1つのブロックを生成するのに約1分かかりますが、シンボルでは約30秒です。これにより、よりスムーズかつ低コストなトランザクションが可能となっています。

シンボル(Symbol)のローンチについて

シンボルは、2021年3月に正式にローンチされました。ローンチに先立ち、NEMのネイティブトークンであるXEMを保有していたユーザーに、XYMが割り当てられました

この割当では、スナップショット(保有していることを記録する時間)時点でXEMを保有していた人に対し、その保有量に応じてXYMを受け取る権利が付与されました。

申請しないと受け取れないオプトイン制度を採用しており、シンボルの立ち上げから6年後にXYMの受け取り権利が消滅する仕組みです。

ローンチ後は、XYMを使ってシンボルブロックチェーン上でのトランザクションや、分散型アプリケーション(Dapps)の開発が可能になりました。シンボルはNEMの理念を継承しつつ、より実践的なブロックチェーンプラットフォームを目指して開発が進められています。

シンボル(Symbol)の特徴

シンボル(Symbol)は、PoS+(プルーフ・オブ・ステーク・プラス)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。

独自のアルゴリズムを採用しているだけでなく、マルチレベルマルチシグや、アグリゲートトランザクションなどを実装しており、高いセキュリティ性能を誇るという特徴があります。さらにハイブリッドブロックチェーン機能を実装することで実用性を大幅に向上させました。

以下でシンボルの特徴を詳しく説明します。

PoS+のコンセンサスアルゴリズム

シンボル(Symbol)の大きな特徴の一つが、独自のコンセンサスアルゴリズムであるPoS+(プルーフ・オブ・ステーク・プラス)を採用していることです。

トークンの保有量でノード(ブロックを生成する人または団体)を決定するPoS(プルーフ・オブ・ステーク)を改良したものであり、以下3つのスコアによりブロックを生成するノードが決定されます。

  • ステークスコア(Stake Score):トークン保有量にもとづくスコア
  • トランザクションスコア(Transaction Score):取引手数料の合計にもとづくスコア
  • ノードスコア(Node Score):ノードの活動量にもとづくスコア

PoSでは、トークン保有量(ステークスコア)の多い人がブロック生成の権利を受け取ることになるため、富の集中が起こりやすいという課題がありました。

一方、PoS+ではアカウントの活動量も考慮されます。単にトークンを多く保有するだけでなく、ネットワークへの積極的な参加や貢献が報酬分配に影響を与える仕組みです。

シンボルはPoS+を採用することで、セキュリティと公平性の高いブロックチェーンを構築しています。

高いセキュリティ

シンボル(Symbol)のもう一つの大きな特徴は、高いセキュリティ性能です。マルチレベルマルチシグ(Multilevel Multisignature)や、アグリゲートトランザクション(Aggregate Transactions)などの高度なセキュリティ機能を実装しています。

マルチシグとは、暗号資産を売買・送金する際に複数人の署名が必要となる仕組みです。不正アクセスやウィルス感染による通貨の盗難を防ぎ、取引の安全性を高めます。

シンボルではこの機能をさらに拡張し、3階層に分かれたマルチレベルのマルチシグを実現しています。例えば、サプライチェーン追跡における工場検査や配送チェックなど、複数段階での承認や証明が必要なプロジェクトに応用でき、セキュリティの強化が可能です。

また、アグリゲートトランザクションは、一度しか使用しない使い捨てのスマートコントラクトを生成し、複数のトランザクションを一つにまとめて処理する機能です。これにより、トランザクションの整合性が保たれ、二重支払いなどの不正を防げます。

さらに、シンボルではすべてのトランザクションが追跡可能で、不正な取引を特定できます。このトレーサビリティによりネットワークの健全性が保たれ、ユーザーは安心して取引ができるのです。

高い実用性

シンボル(Symbol)は、高度なセキュリティ性能に加えて、優れた実用性でも注目されています。特に、シンボルのハイブリッドブロックチェーン機能は、実用性を大きく向上させる要素の一つです。

ハイブリッドブロックチェーンとは、パブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンを連携させる技術です。

パブリックブロックチェーンとは?
パブリックブロックチェーンとは、誰でも参加できる公開されたブロックチェーン・ネットワークです。管理者が存在しないことが特徴で、取引内容がネットワークで合意され、すべて公開されています。

引用:DMM Bitcoin|パブリックブロックチェーン

プライベートブロックチェーンとは?
プライベートブロックチェーンとは、単一の管理者が存在し、参加者が限定されたブロックチェーンのことです。プライベートブロックチェーンのネットワークに参加するには管理者の許可が必要です。

引用:DMM Bitcoin|プライベートブロックチェーン

シンボルでは、ハイブリッドブロックチェーンを実装することで、透明性と機密性を両立させています。これにより、企業は自社のデータを保護しながら、必要な情報のみを外部に公開することが可能です。

また、シンボルではモザイクと呼ばれるトークン機能も提供しています。モザイクを使えば、企業は独自のトークンを発行し、資産管理やサービスの提供に利用可能です。独自トークンはシンボルのブロックチェーン上で管理されるため、高いセキュリティと透明性が保証されます。

加えて、前述したアグリゲートトランザクションも実用性を高める機能の一つです。複数の取引を一つにまとめて処理できるため、取引の簡素化とコスト削減が可能になります。

シンボル(Symbol)の将来性

シンボル(Symbol)は将来性があるかどうかについて解説します。

シンボル(Symbol)は機能性が高く、日産自動車をはじめとする大手企業に採用されており、今後もビジネス活用が期待されます。また、高速かつ低コストなトランザクションを可能にするための決済手段としても将来性が期待できるでしょう。

一方で、開発環境が活発ではないという懸念材料もあります。

以下でそれぞれ詳しく解説します。

大手企業のシンボル採用

シンボル(Symbol)の将来性については、大手企業によるシンボル採用の動向が重要な指標となります。シンボルが提供するハイブリッドブロックチェーンやモザイクなどの機能は、企業のブロックチェーン活用ニーズに合致しています。

2022年10月には、医療大麻の流通・販売に関わる岐阜県のサイアムレイワインターナショナルが岐阜大学と協業し、シンボルを活用したトレーサビリティ(追跡可能性)の実証実験を開始しました。

医療大麻の違法栽培や違法販売が蔓延しているタイでは、消費者の健康を損なう可能性のある製品を製造する悪質な業者や農家が存在します。そこでサイアムレイワインターナショナルは、シンボルの活用を通じてトレーサビリティを強化し、自社製品の差別化を試みています。

医療大麻というデリケートな製品の流通・販売にシンボルが採用されたことは、セキュリティの高さと実用性が評価されたことを意味します。今後、さらに多くの企業がシンボルを採用することで、シンボルの存在感は高まっていくことでしょう。

決済手段として拡大

シンボルの将来性を高める要因の一つとして、決済手段としての利用拡大が挙げられます。シンボルは、高速かつ低コストなトランザクションを可能にするため、決済手段としての利用に適しています。

シンボル決済に対応する店舗では、XYMを使って料金の支払いが可能です。主に日本国内の店舗がシンボル決済に対応しており、バーやカフェなどで利用できます。対応店舗は、シンボルのノード運営者が運営するサイト「Everyday Symbol」で確認可能です。

シンボルが決済手段として広く普及すれば、利用者の増加により価値の上昇が期待できるでしょう。

開発環境が活発ではない

シンボルの将来性を考える上で、開発環境は懸念される問題点の一つです。現状、シンボルの開発者コミュニティは、他の主要なブロックチェーンプロジェクトと比較してあまり活発ではありません

シンボル単体のX(旧Twitter)公式アカウントは、2024年6月時点では同年4月10日で投稿が止まっています。

しかし、まったく活動がないわけではありません。例えば、シンボルの技術普及や発展を促進するNPO法人「NEMTUS(ネムタス)」をはじめとする複数のシンボル関連団体が、2024年5月に開催された第5回ブロックチェーンEXPO春の展示会に出展しています。

また、Discordには日本人コミュニティが存在し、コアなユーザーが日々シンボルに関連する情報交換やアプリ開発に取り組んでいる様子が見受けられます。

シンボルが将来的に大きく成長するためには、開発者コミュニティのさらなる活性化が不可欠だと言えるでしょう。

テクニカル分析による現在の価格動向と今後の価格予測

XYMの過去の価格動向について解説し、今後の見通しについて、テクニカル分析を用いて予想します。

今が買い時か、売り時かと疑問に思っている人はぜひ参考にしてください。

ローンチから現在までの価格動向

時期 出来事
2021年3月 XYMローンチ
2021年5月 ZaifでXYMの取引が開始
2021年10月 GMOコイン・bitbankに上場
2021年11月 Bybitに上場・ハードフォークの実施
2022年 LUNA-UST崩壊やFTX破綻などにより暗号資産市場全体が低迷
2024年3月 ビットコインの価格が日本円で1,000万円を超えたことで価格が一時的に上昇

XYMは2021年3月にローンチされ、同月に約73円まで価格が高騰しました。しかし、2021年5月に国内取引所Zaifで取引が開始されるも、同年7月には約10円まで価格が下落しています。

引用:CoinMarketCap|XYM:73円まで価格が高騰
参照:CoinMarketCap|XYM:約10円まで価格が下落

その後、2021年10月に国内取引所のGMOコインとbitbank、同年11月に海外取引所Bybitに相次いで上場したことを受け、約50円まで価格が回復しました。同年11月に実施されたハードフォーク「キプロス」を通じて、一部の資金がバーン(焼却)されたことも価格上昇の要因の一つです。

ハードフォークとは?
ハードフォークとは、ブロックチェーンの仕様変更方法の1つで、後方互換性の無いアップデートです。ブロックチェーンが分岐し、その後分岐が収束せずに、元のものとは別の暗号資産(仮想通貨)が生まれます。

引用:GMOコイン|ハードフォーク
参照:CoinMarketCap|XYM:約50円まで価格が回復

2022年は、米ドル価格と連動したステーブルコイン「LUNA-UST」の崩壊や、大手海外取引所のFTXが経営破綻した影響を受け、暗号資産市場全体が低迷しました。XYMも例外ではなく、2022年12月には約4円まで価格が下落しています。

参照:CoinMarketCap|XYM:約4円まで価格が下落

その後大きな動きはなく、2024年3月5日には一時約5円まで回復したものの、シンボルのアップデートといった特別な動きがあったわけではありません。

ビットコインの価格が1,000万円を超えたことが暗号資産取引の活性化につながり、それがXYMの価格に影響を与えた要因と考えられます。

参照:CoinMarketCap|XYM:一時約5円まで回復

その後は2024年6月まで大きな動きはなく、価格はやや下落傾向となっています。

短期のテクニカル分析による今後の予測

(TradingViewのチャート画面から引用)

2024年3月から6月までの値動きを4時間足で見てみると、3月26日の上髭から引いたレジスタンスラインを5月にブレイクしています。

5月にビットコインの価格が1,000万円を超えたことでXYMの取引量も増加し、結果として価格上昇につながったものと考えられます。

ただし、その後価格が大きく上昇することはなく、2024年6月21日時点では緩やかな下降傾向を見せている状態です。再度大きく下落する可能性もあるため、これから投資するのであれば慎重な判断が必要になるでしょう。

長期のテクニカル分析による今後の予測

(TradingViewのチャート画面から引用)

2021年3月のXYMローンチから2024年6月までのチャートを月足で見ると、XYMの価格は下落傾向にあります。

前回バブルの2021年10月付近から下落が続いている状態です。2023年10月以降、ビットコインの現物ETF承認による期待から暗号資産市場が回復しているにもかかわらず、XYMにはそれほどポジティブな影響を与えていません。

今後XYMが大きく価格上昇するためには、決済手段としての利用の拡大や大手企業によるシンボルチェーンの採用といった要因が必要となるでしょう。

XYMを取引するのにおすすめの仮想通貨取引所3選

XYMの購入を前提に仮想通貨取引所を選ぶなら、以下の2つの条件を満たしているとよいでしょう。

  • XYMを取引所で取り扱っている
  • 取引手数料が安い

上記2つの条件を満たす仮想通貨取引所の中でも、NET MONEY編集部がおすすめするのはGMOコイン、BitTrade、bitbankの3社です。

以下で3社について、詳しく解説します。

XYMを取引するのにおすすめの仮想通貨取引所3選

GMOコイン

(画像=GMOコイン公式HPより)
GMOコインの概要
取扱通貨数(販売所) 21通貨
(BTC, ETH, BCH, LTC, XRP, XLM.BAT, XTZ, QTUM, ENJ, DOT, ATOM, ADA, MKR, DAI, LINK, DOGE, SOL, FIL, SAND, CHZ)
取扱通貨数(取引所) 23通貨
(BTC, ETH, BCH, LTC, XRP, XEM, XLM, BAT, XTZ, QTUM, ENJ, DOT, ATOM, XYM, MONA, ADA, LINK, DOGE, SOL, MKR, DAI, FCR, ASTR)
最低取引数量(BTC) 0.00001BTC(販売所)
0.0001BTC(取引所)
取引手数料(販売所) 無料
取引手数料(取引所) BTC,ETH,XRP,DAIがMaker:-0.01%Taker:0.05%
その他がMaker:-0.03%,Taker:0.09%
送金手数料 無料
入金手数料 無料
出金手数料 無料
スマホアプリ GMOコイン 暗号資産ウォレット(ios/Android)
取引ツール(PC) WEB TRADER
貸暗号資産
積み立て暗号資産
2024年2月時点
出典:GMOコイン

GMOコインのメリット

  • ◎ 東証1部上場のGMOが運営しているので安心できる
  • ◎ 入出金・送金・取引手数料が無料
  • ◎ 口座開設が早い

GMOコインのデメリット

  • △ スプレッドが広い
  • △ 追証がある
  • △ 取引規制(売り・買い)がある
送金手数料が無料
引用:GMOコイン

GMOコインでは、仮想通貨で入金や出金時の送金手数料が無料です。

よって、NFTゲームのアイテムやCoincheckでは取り扱いのない暗号資産の購入、暗号資産で買物の決済をするといった目的で送金をする際に手数料がかかりません。

GMOコインは、送金時の手数料が不安な人におすすめの取引所です。

口座開設が速い
引用:GMOコイン

GMOコインは、口座開設にかかる時間が最短10分です。暗号資産の相場はときにめまぐるしいスピードで値動きが発生します。GMOコインならスピーディーに口座開設ができるので、取引したいと思ったらすぐに取引を始められるのです。

口座開設をする際は以下の手順に沿って手続きを進めます。

  1. アカウント登録
  2. ご自身の情報入力と本人確認書類の提出
  3. 口座開設コードが届いて取引開始

最短10分で取引を始めるためには、本人確認書類の提出をする際にアプリもしくはWebでの提出を選択するようにしましょう。このような手順を踏むことで、郵送物の受け取りなしで取引を始めることができます。

特にアプリなら、手間もかからずすぐに口座開設が可能です。

ステーキング対象が8銘柄と豊富
引用:GMOコイン

GMOコインでは、8銘柄のステーキングに対応しています。それぞれの銘柄のステーキング報酬(変動制)は以下の通りです。

銘柄 ステーキング報酬
ポルカドット 5.3%~7.8%
コスモス 6.5%~7.2%
ソラナ 4.1%~5.4%
シンボル 3.2%~4.5%
テゾス 2.1%~4.3%
クアンタム 1.3%~4.2%??
?アスター 一時停止中
カルダノ 1.5%~3.0%
引用:GMOコイン
取引所のMakerはマイナス手数料

GMOコインの取引所では、Maker手数料がマイナスのため、注文のたびに報酬を受け取ることができます。

暗号資産 Maker手数料
BTC、ETH、XRP、DAI 約定金額の-0.01%
上記以外の銘柄 約定金額の-0.03%
引用:GMOコイン

手数料を抑えたいと考えている人は、Makerで注文をしましょう。

Makerとは

Makerとは、取引所の板にない価格で注文を出すことです。Makerで注文を出す場合、すぐに約定はしません。一方で、Taker注文とは取引所の板に並んでいる価格で注文することです。

アプリは2つのモードがスタイルに合わせて選べる

GMOコインでは初心者用のノーマルモードと、上級者向けのトレーダーモードが利用できます。

ノーマルモードは販売所での現物取引のみに対応していて、暗号資産の購入や売却のみが可能です。チャート機能や暗号資産の送付、預入などはできないので、あくまでも暗号資産を長期で保有したい人向きのモードです。

以下のように金額を選択して「確認ボタン」を押すだけで注文ができるため、操作は難しくありません。

取引画面から引用

一方、トレーダーモードでは、取引所での取引、レバレッジ取引、暗号資産FXも可能です。

また、ノーマルモードとは異なり、注文画面で板情報を見ることができるので、現在の相場の方向性を把握しやすくなります。

取引画面から引用

加えて、チャート画面も充実していて、以下のような特徴があります。

  • 描画ツール、13種類のインジケーターを搭載
  • チャートを最大4分割表示できる
  • スピード注文にも対応
  • プッシュ通知に対応
取引画面から引用

よって、詳細なテクニカル分析がしたい人や相場の急変時にもスピーディーに注文をしたい人は、トレーダーモードを選びましょう。

積立投資は500円から設定可能
引用:GMOコイン

GMOコインでは500円から暗号資産の積立投資ができます。銘柄も21種類と豊富でさまざまな暗号資産を同時に積み立てることも可能です。

毎日あるいは毎月の自動購入により、一度に購入するよりも値下がりした場合の損失額を抑えやすくなるでしょう。

仮にビットコインを毎月500円ずつ10年積み立てていた場合(2014年5月~2024年1月)6万円の投資額が約390万円の評価額になっていました。

多くのアルトコインを積み立てできるので、将来的な資産形成の一環として暗号資産への取引を検討している人におすすめのサービスです。

BitTrade

(画像=BitTrade公式HPより)
BitTradeの概要
取扱通貨数 39通貨
(BTC、ETH、XRP、DOGE、SHIB、SOL、SXP、DAI、MKR、AXS、SAND、MATIC、BSV、EOS、DEP、ASTR、ATOM、COT、JASMY、LTC、FLR、HT、ADA、ETC、DOT、IOST、XYM、BCH、TRX、XTZ、QTUM、BOBA、BAT、XLM、XEM、ONT、PLT、MONA、LSK)
最低取引数量(BTC) 販売所:0.0005 BTC
取引所:0.00001 BTC
取引手数料(販売所) 無料
※別途スプレッドがあります
取引手数料(取引所) Maker:0.000~0.200%
Taker:0.000~0.200%
※コインにより違います
送金手数料 0.0005 BTC
入金手数料 無料
出金手数料 330円(税込)
レバレッジ取引 2倍
スマホアプリ 暗号資産(仮想通貨)取引ならBitTrade
取引ツール(PC) ブラウザ上で使えるツールあり
貸暗号資産 あり
積み立て暗号資産 あり
2024年5月時点
出典:BitTrade

BitTradeのメリット

  • ◎ 取扱通貨数が国内最大級の39通貨
  • ◎ 取引所の取引手数料が無料
  • ◎ 高機能なスマホアプリ

BitTradeのデメリット

  • △ 仮想通貨の出金に手数料がかかる
  • △ 日本円の出金に手数料がかかる
  • △ レバレッジ取引の銘柄がビットコインのみ
取扱通貨数が国内最大級の39通貨
引用:BitTrade

BitTradeは国内最大級の39通貨を取り扱っている暗号資産取引所です。

BitTradeの取扱通貨
(39通貨)
  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • エックスアールピー
  • ドージコイン
  • シバイヌ
  • ソーラー
  • ダイ
  • メイカー
  • アクシーインフィニティ
  • サンドボックス
  • ポリゴン
  • ビットコインSV
  • イオス
  • ディープコイン
  • アスター
  • コスモス
  • コスプレトークン
  • ジャスミー
  • ライトコイン
  • フレア
  • フォビトークン
  • カルダノ
  • イーサリアムクラシック
  • ポルカドット
  • アイオーエスティー
  • ステラルーメン
  • ビットコインキャッシュ
  • トロン
  • テゾス
  • クアンタム
  • ボバネットワーク
  • ベーシックアテンショントークン
  • シンボル
  • ネム
  • リスク
  • オントロジー
  • モナコイン
  • パレットトークン

ビットコインやイーサリアムといった有名な暗号資産だけでなく、ボバネットワーク、オントロジー、コスプレトークンなど、マイナーな暗号資産も多く取り扱っています。

マイナーな暗号資産はビットコインやイーサリアム以上に値上がりすることがあるので、価格が安いうちに仕込んでおけば、より大きな利益を狙える可能性があります。

スマホアプリが使いやすい
引用:BitTrade

BitTradeでは、販売所、取引所、貸暗号資産の取引がスマホのアプリからできます。加えて、口座開設、チャートでのテクニカル分析、入出金といった機能はアプリで完結します。

トレーダーからは、操作性やレスポンスの良さや、チャートの見やすさなどを評価されていて、トレードツールを使ったことがない人でも使いやすいでしょう。

また、スマホのアプリで日々のトレードを分析したい人にもおすすめです。BitTradeのアプリには収益分析機能が搭載されているため、累積の収益や収益率など日々の収益を分析することができます。

初心者から上級者まで使いやすいアプリといえるでしょう。

積立投資に対応
引用:BitTrade

BitTradeでは、以下の10通貨の積立投資が可能です。(2024年5月現在)

  • ビットコイン
  • イーサリアム
  • エックスアールピー
  • ドージコイン
  • シバイヌ
  • カルダノ
  • ライトコイン
  • ポルカドット
  • コスモス

1,000円~20万円の範囲内なら1円単位で積立ができます。

さらに積立頻度を毎日と毎月だけでなく、毎週や隔週から選べるので、より戦略性が広がるでしょう。

暗号資産の長期投資をしたい人にぴったりのサービスです。

貸暗号資産に対応
引用:BitTrade

BitTradeでは貸暗号資産により暗号資産の貸し出しをしながら賃借料を受け取ることができます。

単に暗号資産を長期保有するだけの場合、値上がりによる収益しか見込めませんが、レンタルすることで、暗号資産の保有量を増やせます。

例えば、1BTC(979万2,100円相当)を年率3%で20日間貸し出した場合、賃借料として0.0164BTC(1万5,691円相当)を受け取ることができます。

例えば、100BCH分(約693710万円)のビットコインキャッシュを年率5%で4週間預けた場合、0.383561BCH(21万5,246985円相当の収益を得られます。(参照レート:5月12日 1BTC=69,301円)

当然長く保有するほど、受け取れる賃借料が増えるため、投資効率を上げやすいでしょう。

\スマホアプリで暗号資産投資!/

bitbank

(画像=ビットバンク公式HPより)
ビットバンクの概要
取扱通貨数 38通貨
(BTC, XRP, LTC, ETH, MONA, BCC, XLM, QTUM, BAT, OMG, XYM, LINK, MKR, BOBA, ENJ, MATIC, DOT, DOGE, ASTR, ADA, AVAX, AXS, FLR, SAND, APE, GALA, CHZ, OAS, MANA, GRT, RNDR, BNB, ARB, OP, DAI, KLAY, IMX、MASK)
最低取引数量(BTC) 0.00000001BTC(販売所)
0.0001BTC(取引所)
取引手数料(販売所) 無料
(一部銘柄を除く)
取引手数料(販売所) メイカー: -0.02%
テイカー: 0.12%
(一部銘柄を除く)
送金手数料 0.0006BTC
入金手数料 無料
出金手数料 3万円未満:550円
3万円以上:770円
レバレッジ取引 -
スマホアプリ 仮想通貨 bitbank ビットコイン・リップル 取引所(ios/Android)
取引ツール(PC) ブラウザ上で使えるツールあり
貸暗号資産 -
積み立て暗号資産 -
2024年2月時点
出典:bitbank

ビットバンクのメリット

  • ◎ チャートが見やすい
  • ◎ 取引所で取引できる通貨が多い
  • ◎ セキュリティが強固

ビットバンクのデメリット

  • △ レバレッジ取引ができない
  • △ レンディングサービスの年率が低い
  • △ 出金手数料が高い

ビットバンクの最大のセールスポイントは、仮想通貨取引量が国内第1位であることだ。ビットコイン取引のリーディングカンパニーとして、シンプルで使いやすく、高機能なトレーディングプラットフォームを装備していることも、人気の理由の一つだろう。

ビットコインの他に、流通量の多いリップル・イーサリアム・ビットコインキャッシュ・ライトコインに加えて、日本発のアルトコインであるモナコインも取り扱っている。2018年11月5日には、ビットバンクのホームページで、ビットコインキャッシュ取引量の国内第1位達成が公表されている。

2018年10月に「ICORating」取引所セキュリティレポートで国内第1位の評価を受けており、信頼性も高い取引所だ。こうした評価の裏付けとなっているのが、コールドウォレットによる顧客資産管理と、ビットコインセキュリティ専門企業「BitGo」との提携によるホットウォレットの安全性確保など、最先端のセキュリティを備えた体制だろう。

仮想通貨交換所「bitbank」を運営するビットバンク株式会社は10月10日、ICOの分析研究を行う独立した評価機関であるICORatingの取引所セキュリティレポートにて国内No.1の評価を受けたことを発表した。また11日、仮想通貨交換所「BITPOINT」を運営する株式会社ビットポイントジャパンが情報セキュリティ格付を行う株式会社アイ・エス・レーティングの情報セキュリティ格付けにより「A」(シングルエー)の格付けを取得したことを発表。
引用元:仮想通貨交換所「bitbank」「BITPOINT」が第三者機関によるセキュリティ評価で高評価|仮想通貨Watch

引用元:ビットバンク

bitbankが向いている人

bitbankが向いている人は強固なセキュリティを求める人だ。「ICORating」の取引所セキュリティレポートで高評価をされるなど、最先端のセキュリティを備えている。

bitbankが向いていない人

bitbankが向いていない人は短期レンディングで稼ぎたい人だ。満期が1年となっており中途解約には手数料が発生するため、短期で増やすことは難しい。

bitbank(ビットバンク)の評価ポイント

①最先端のセキュリティ体制

ICORatingという第三者機関が実施する取引所セキュリティレポートで、2018年10月に国内No.1のセキュリティの高さを評価された。オフラインコールドウォレットやマルチシグ機能によって対策を行っている。

②チャートが見やすい

見やすく安定したチャートは24時間リアルタイムで稼働。最新価格をもちろん、指定範囲の最高値・最安値などの確認もできる。

③取引所で取引できる通貨ペアが多い

取引所形式で取引できる通貨は32種類で、販売所でも32種類取引ができる。

シンボルについてよくある質問

シンボル(Symbol)とはどのようなブロックチェーンですか?
ブロックチェーンであるシンボルや、仮想通貨XYMについてよくある質問と回答を紹介します。 シンボル(Symbol)とは、NEMをベースに開発されたブロックチェーンプラットフォームです。シンボルは、NEMが持つ優れた機能であるモザイクを引き継いでいます。処理速度はNEMよりも向上しています。
ネムとシンボルの関係は?
シンボル(Symbol)はNEMをベースに開発されました。シンボルは、NEMの設計思想を継承しながら、より高い性能と拡張性を実現しています。
仮想通貨XYMの将来性は?
仮想通貨XYMは、決算手段として優れており、機能性が高いためビジネス活用も進んでいるため、将来性があると考えられます。 決済手段としては、高速かつ低コストなトランザクションを可能にしていることから、活用が拡大する可能性があります。 ビジネス活用が進んでいることに関しては、機能性が高いことを評価され、日産自動車をはじめとする大手企業に採用されています。今後も他の企業との連携が進む可能性があります。 懸念点としては、開発環境が活発ではないという点が挙げられます。
XYMが売買できる仮想通貨取引所は?
XYMが売買できる仮想通貨取引所として、GMOコインや、BitTrade、bitbankが挙げられます。3社ともXYMを取引所で売買でき、手数料を抑えた投資が可能です。
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