ビットバンク株式会社が運営する暗号資産(仮想通貨)取引所「bitbank(ビットバンク)」は、第三者機関によるセキュリティ格付けで国内No.1の暗号資産交換業者です。また、取扱銘柄数は38種類(2024年9月現在)と、国内トップクラスを誇ります。
NET MONEY編集部は、マーケティング部 部長の長井優穂さんに、取引所「bitbank」の魅力や暗号資産業界の今後についてインタビューしました。
セキュリティ格付け国内No.1を実現 「安心安全」へのこだわり
ーー長井さんの仕事内容を教えていただけますか?
一般のお客様向けに広告の配信をしたり、お客様に喜んでいただける施策を考えたりしています。広告はアプリのインストールを目的としたデジタル広告をメインに、アフィリエイト広告や運用型広告を配信しています。
ーーbitbankの強みについて教えてください。
セキュリティが非常に強固で、創業以来10年間、ハッキングなどの事故は一度もありません。どのような状況でも取引ができるようにインフラやシステム環境の整備に力を入れています。これらの取り組みによって、自然とお客様に「安心安全な取引所はbitbank」と認知され、広がっていると自負しています。
ーーセキュリティ対策に関して、bitbankならではの強みは何でしょうか?
セキュリティの強化にはこだわりをもっています。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格である「ISO27001」を取得しました。国内の暗号資産取引所として初めての事例で、ISO27001は厳しい基準をクリアしないと取得できないので、セキュリティ対策が進んでいることを証明する指標の1つだと考えています。サイバーセキュリティに関しては、システムの観点だけでなく、日々の気づきを大切にしています。脆弱性が見つかれば、マクロな視点とミクロな視点の両方から対策を講じ、社内のフローも常に見直しています。
ーーbitbankではなぜ、そのような強固なセキュリティが実現できるのでしょうか?
ビットバンクの社風にも関連しているのではないでしょうか。ビットバンクでは全社でコンプライアンスを意識しており、社風として真面目な雰囲気があります。これが大前提にある上で、最先端の技術に向き合い、ビットコインをはじめとした暗号資産を愛する従業員が多く、チャレンジ精神を忘れずに風通しの良い環境を作っているんです。ビットバンクのビジョンである「オープンでフェアな社会を実現する」 というテーマも大事にしており、これを体現しようと努めています。
国内トップの38銘柄が販売所と取引所で取引できる
ーーほかにはどのような強みがありますか?
取扱銘柄の種類が多いことも、bitbankの強みです。取扱銘柄数は国内トップクラス(国内日本円ペア取扱銘柄数ビットバンク社調べ)で、現在38銘柄は販売所と取引所の両方で売買できます。特に板取引所は全ペア、全通貨に対応しており、APIの開放も行っています。
ーー38銘柄と豊富な通貨数を取り扱っている理由について教えてください。
お客様やコミュニティに喜んでいただけるように、取扱銘柄数の拡充を事業戦略の1つとして進めています。新規の銘柄を増やすことでこれから暗号資産投資を始める方や、まだ取引を始めてない方もbitbankの取扱銘柄をきっかけにbitbankで口座を持つメリットを感じてもらいたいと考えています。また、多くの銘柄を取り扱うことは、市場の流動性を高めるという意味でも取引所としての使命だと思っています。
ーーbitbankの取扱通貨には、レンダートークン(RNDR)やアービトラム(ARB)、オプティミズム(OP)など、日本の他の取引所にはないような珍しい通貨もありますが、取り扱う通貨の選定基準について教えていただけますか?
社内に選定部署があり、暗号資産の新規取扱企画を選定部署で行っています。これまでも Web3に関連したトークンやGameFi関連のトークンなどを取り扱ってきました。暗号資産の市場トレンドやお客様に喜んでもらえそうな通貨の市場調査を行い、企業もお客様もWeb3領域に足を踏み入れるきっかけになればという思いで選考しています。
生体認証を導入!初心者でも取引につまずかないアプリを実現
ーーオリコン顧客満足度ランキングでもアプリが高評価を受けていますが、力を入れているポイントについて教えてください。
特に力を入れているのは、口座開設から入金、暗号資産の購入までの部分です。はじめて暗号資産取引をするお客様でも、つまづくことなく簡単に始められるように、生体認証によるログインや「サクッと本人確認」機能を導入しています。
日本円の即時入金に対応するなど、入金プロセスも重点的に改善を重ねている部分です。
ーー長井さんが部長を務めるマーケティング部は、ユーザーとダイレクトに関わる部署かと思いますが、どのようにユーザーの声を拾い上げていますか?
定性調査・定量調査を実施し、ユーザーの声を収集して各種の施策に反映しています。ビットバンクはユーザーのコミュニティ化にも力を入れています。例えば、APIトレーディングの説明会などを開催しているんですよ。そういった場からの意見やSNSでの反応をリサーチし、次のコミュニケーション方法を考案し各プロジェクトへ反映させています。
また、社員からの意見も大切にしています。ビットバンクには暗号資産が好きなメンバーが多いので、社員もいちユーザー観点で意見を述べることが多く、実際にサービスに反映されることもあります。
ーー最近、社内で特に多く挙がっている意見や改善提案はありますか?
最近では、安全な認証方式であるパスキーを用いた「生体認証ログイン」をリリースし、これに対する意見が多く寄せられています。リリース前にも社内でテストを行いましたが、リリース後もお客様や社員からのフィードバックを受け、改善しています。
私も「ビットコイナー」。暗号資産の将来性を信じて転職
ーー長井さんが好きなコインはありますか?
個人的には、暗号資産の中でもビットコインが好きです。ビットコインがきっかけでビットバンクに入社したくらいです。
私はもともと広告代理店で働いていましたが、ちょうど新しいことに挑戦したいと思っていました。そんなとき、暗号資産に興味を持ったんです。たくさんの本を読み、説明会や勉強会に参加し、AIや暗号資産、ブロックチェーンについて学びました。その中でブロックチェーン技術を基にしたビットコインがもっとも腑に落ちて、この産業に身を置こうと決意しました。ビットコインに興味を持ち始めたのが2016年ごろで、転職したのが2017年でした。
ーービットコインに惹かれた理由は何ですか?
ビットコインは暗号資産の先駆けで、世界で最初に作られたのがビットコインです。暗号資産といえばビットコインというほどの存在です。ビットコインに魅了された人たちやビットコインが好きな人を「ビットコイナー」と呼んだりしますが、社内にはビットコイナーが多いです。私もその一人で、ビットコインの将来性を信じて入社しましたし、今もその思いを持って仕事をしています。
ーー暗号資産投資を始める前は、何に投資をしていましたか?
私が最初に投資したのは、暗号資産でした。少額から投資できるという点で他の金融商品に比べてハードルが低いと感じた からです。投資未経験者の方でも暗号資産から始めて、他の金融商品に興味を広げていくのも良いと思います。
NISAを始める感覚で暗号資産投資に挑戦を
ーー暗号資産業界について、ここ数年の市場の変化や現在の状態について教えていただけますか?
私がビットバンクに入社した2017年ごろは、日本国内でも暗号資産の存在が広く知れ渡りはじめ、それに伴い暗号資産に対する法整備が整い始めました。また、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が急騰した年でした。今年2024年1月に、米国にてビットコイン現物ETFが承認され、投資家の参入が増加したことで、暗号資産市場に影響を与えました。また、2024年4月にはビットコインの4年に一度の半減期があり、9月連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策の転換が予定されています。11月には米国の大統領選挙とこれらによりビットコインの価格への影響も今後あるのではないかと思います。
ーーこれから暗号資産投資を始めようと考えている初心者へメッセージをお願いします。
暗号資産はリスクが高そう、危なそうというイメージがあるかもしれませんが、まずは少額から始められることを知ってほしいです。
また、セキュリティに関しては当社もいち取引所として対策をしていますし、お客様自身にもIDやパスワードの管理、二段階認証の設定などをお願いしているので、ご協力いただくようお願いできたらと思います。
暗号資産は難しそうと思われやすいですが、実際にはそれほどハードルは高くありません。何かわからないことがあればサポートに問い合わせることもできますし、ぜひ気軽に始めてほしいと思います。
ーー特にどのような人に暗号資産を勧めたいですか?
特にこれまで投資をしたことがない方や、NISAをきっかけに投資に興味を持った方に暗号資産投資を提案したいですね。暗号資産は投資信託のように、少額から自分の好きなタイミングで積み立てることもできます。投資に対してハードルが高いと感じる人も、NISAを始めるのと同じ感覚で暗号資産に挑戦してみてはいかがでしょうか。
\国内セキュリティ評価No.1!/
通信業界でカスタマーサポート業務や広告代理店でデジタルマーケティング業務の経験を経て、2017年にビットバンクへ入社。カスタマーサポート部門の立ち上げから携わり、KYCやAML関連の整備を通じて、お客様が安心して取引できる環境を構築。現在は、マーケティング部の部長としてマーケティング戦略の考案や企画立案、アプリ・Web・SNS・アフィリエイト広告の運用に取り組む。