本記事では、四季報オンラインをテーマに利用者の評判から分かるメリット、デメリットを解説します。
四季報オンラインは、東洋経済新聞社が提供する「会社四季報」のWEBサービス。
WEBの発展に伴い多数の情報ツールがある現在でも、会社四季報を通して企業分析をしている投資家は少なくありません。
1936年より発行されている歴史のある情報誌であり、投資家からの信頼が厚い企業と言えます。
そんな歴史のある会社が提供するWEBサービスであるも「いらない」、「必要ない」など否定的な意見があるのも事実です。
このため、本記事ではサービスの利用を検討している方に向けて、メリット、デメリットを解説します。
四季報オンラインの特徴(4つのメリット)
まずは四季報オンラインの特徴を抑えておきましょう。
①リアルタイムの情報更新
四季報オンラインは、毎日情報更新が行われています。
- 上昇銘柄、下落銘柄
- 年初来高値、年初来安値
- 大量保有速報
など、投資家に必要な最新情報がチェックできるのは強みと言えるでしょう。
②過去のデータ比較が可能
四季報オンラインは、個別企業はもちろん同業種の業績比較が可能です。
(参考)自動車大手で業績を比較した場合
売上高、営業利益、営業利益率など必要な情報を網羅的かつ手軽に比較できる点は強みと言えます。
独自で提供される「四季報スコア」も参考になる情報の1つです。
③専門家の分析レポートが読める
参考になる専門家の分析レポートが日々アップされています。
- 直近の相場状況
- 注目セクター
- 注目するべき銘柄
など、投資家であればチェックしたい情報と言えるのではないでしょうか。
東洋経済新聞社が提供する情報を得たいという方には、四季報オンラインの活用はおすすめです。
④サプライズ銘柄の先取りが可能
会社四季報発売の約3週間前から、編集部が選出したお宝銘柄情報をいちはやくチェックすることができます。
- サプライズ銘柄
- 東洋経済グロース100
- 主力株300
会社四季報が選出したことで注目され急騰に繋がる場合もあるため、先行して情報を受け取れるのは強みと言えるでしょう。
「四季報オンラインはいらない?」気になる利用者の口コミ、評判
「四季報オンラインはいらない、不要」と評価する、利用者の口コミから要因をチェックしてみましょう。
で、また四季報オンライン課金するか迷ってるんだけど、そういうことならスクリーニング機能そこまでいらないか。紙のやつ買えばいいかな
— stockton (@stocktonjpn) March 30, 2024
スクリーニング機能が不要なため紙の会社四季報の購入を検討
四季報オンライン有料契約してるので紙はいらないかなーと思ってたんですが、通読して探すのはやっぱり紙のほうが便利。
最新号だけでいいのでweb上で通読できるようにならんかな— リハビリ中 (@naruzou2024) March 26, 2023
新しい銘柄を探す場合、通読できる紙が根強い人気
このラインナップなら、四季報オンラインプレミアムに上げたいけど
月額1,100 円 -> 月額 5,500 円は高い pic.twitter.com/AVUPJLwO6w
— 絶望ドメイン (貧血症) (@ekusiadadus) June 10, 2024
四季報オンラインのプレミアム5,500円は高いという口コミ
四季報オンライン(有料)、銘柄スカウター(無料)のが明らかに使い勝手がいいジレンマ
— なーたん (@naaatan1985) May 9, 2022
無料で使えるツールの推奨する口コミも見られる
上記内容を元に四季報オンラインのデメリットをチェックしてみましょう。
四季報オンラインはいらない?4つのデメリット
四季報オンラインに関する気になるデメリットは以下の通りです。
①利用には課金が前提
四季報オンラインは無料版、有料版が用意されています。
無料版でも利用ができるも、銘柄分析という点では有料版の利用が前提となります。
- 2期業績予想
- 業績推移
- 分析記事
- 適時開示
- 最新の四季報
など、投資家にとって必要不可欠な情報については、有料課金が必要である点は注意しましょう。
②リアルタイム性に限界あり
四季報オンラインは速報性の高い情報を提供しています。
一方、当然ながら若干のタイムラグがあるため、リアルタイム性には限界がある点は理解しておきましょう。
また、基本かつ最も重要である「株価」は、プレミアムプラン(5,500円/月)以外は20分遅れである点は大きな課題です。
③情報が多すぎて初心者には不要
四季報オンラインは素晴らしい情報ツールです。
投資家に必要不可欠の情報が網羅されており、課金をする価値は十分にあります。
一方、利用はある程度投資経験を積んだ中級者以降におすすめしたい情報ツールと言えるでしょう。
④紙媒体の四季報の方が使いやすい
未だに紙媒体の会社四季報の方が使いやすいという口コミも多く見られます。
日頃あまりネットを利用しておらず、苦手という方であれば素直に紙媒体を利用するのが良いでしょう。
また、紙媒体はパラパラと銘柄を通読することが出来れる点が強みです。
流し読みをしながら、注目していなかった隠れた優良企業を探すのに最適。
オンラインでは紙のように通読するのには不向きな点は理解しておきましょう。
【おすすめ】無料で使える銘柄スカウター
口コミでも見られた、マネックス証券が提供する銘柄スカウターは優秀な銘柄分析ツール。
四季報オンラインが気になるも、「課金をするのには抵抗がある」という方に最適です。
マネックス証券の口座開設が必要であるも、完全無料で利用できる便利なツールであるため抑えておきましょう。
投資家の中には、「めんどうくさい」、「やり方が分からない」など初歩的な悩みから銘柄スカウターを利用しない方もいる
ほんの少しの手間で、大きく差が付く部分であり利用しないのはあまりにも勿体ない
(参考)銘柄スカウターで商社株を分析する方法
参考まで商社株の財務分析という仮テーマで使用方法を解説します。
①マネックス証券銘柄スカウターを選択
②オリジナル業種から探す→商社→総合商社
③比較一覧から分析したい商社株を選択する→比較するをタップ
比較したい商社株が横並びで表示される
銘柄名をタップすると各商社情報がチェックできる
ここまでの情報でありながら、無料で利用できる投資家必見の最強ツールと言えます。
「めんどくさい」というつまらない理由で、利用しないのは本当に勿体ないのでまだ利用していない方は、ぜひ一度利用してみてください。
https://long-term-investment.jp/monex-screen/
四季報オンライン気になる3つの質問
四季報オンラインに関する気になる質問を集めました。
Q1.四季報オンラインの利用料は?
四季報オンラインには、3つの有料プランが用意されています。
月額プラン | 年額プラン | |
エントリー | 330円 | 3,300円 |
ベーシック | 1,100円 | 12,500円 |
プレミアム | 5,500円 | 58,000円 |
プラン別にチェックできる情報が異なるので、自身にはどれが最適かチェックしてみましょう。
Q2.四季報は紙とオンラインどっちが良い?
四季報の紙媒体は通読に向いている点が評価されています。
企業ページをパラパラと眺めながら、気になる業績推移の銘柄を探すのに最適です。
一方、オンラインのように紙媒体では更新をすることができず、発売後少しずつ情報の鮮度が落ちてくる点は課題と言えるでしょう。
紙媒体で気になる企業を見つけたら、WEB情報ツールで補完するのがおすすめ
Q3.四季報オンラインの更新はいつ?
会社四季報オンラインの業績予想数値は1週間分を木曜日早朝に更新しています。
気になる銘柄があれば、木曜日にチェックするようにしましょう。
四季報オンラインはいらない?利用者の評判【まとめ】
本記事では、四季報オンラインをテーマに利用者の評判から分かるメリット、デメリットを解説しました。
四季報オンラインの気になるデメリットは以下の通りです。
四季報オンラインは素晴らしい情報ツールです。
一方、有料課金が前提としたサービス展開であるため、気になる方には課題と言えるでしょう。
また、現在も紙媒体の会社四季報の人気が高く、「自身にはどちらが合うか?」を判断することが大切です。
マネックス証券が提供する「銘柄スカウター」が有能という口コミも見られるため、課金での利用が気になる方は抑えておくのも良いでしょう。
以上、四季報オンラインメリット、デメリットまとめでした。
https://long-term-investment.jp/monex-screen/
【関連記事】株に使えるスクリーニングツールを紹介しています。
https://long-term-investment.jp/stock-screening/
【関連記事】株式投資に役立つ情報サイトを解説しています。
https://long-term-investment.jp/information-site/
【関連記事】適時開示の通知を受けられるアプリを紹介しています。
https://long-term-investment.jp/timely-disclosure-app/