顧客満足度を高めて大手企業まで紹介される広島発のIT開発企業——株式会社ネクストビジョン

株式会社ネクストビジョン
(画像=株式会社ネクストビジョン)
有馬 猛夫(ありま たけお) ――株式会社ネクストビジョン代表取締役社長
ネクストビジョングループ 代表
株式会社ネクストビジョン・アナリックス株式会社 代表取締役社長
株式会社マイクロギア 代表取締役会長
一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 常務理事
メイドインひろしまIoT協議会 理事
広島修道大学大学院 商学研究科 非常勤講師
企業理念に「一期一会」を掲げ、当社グループは人との出会いを大切に、お客様と社員を「人」として大事にする経営を進めてきました。 「システムインテグレーター事業」を中核とし、「製造業向けDX推進事業」「モバイルアプリ開発事業」「Webソリューション事業」の4つの事業に取り組んでいます。 広島を代表するITベンチャー企業として、システム開発にとどまらず、きめ細かいトータルサポートを提供いたします。

これまでの事業変遷について

ー 創業からこれまでの事業編成について簡単にご説明いただけますか?

株式会社ネクストビジョン代表取締役社長・有馬猛夫氏(以下、社名・氏名略) 創業当初はインターネットを活用して新しいビジネスモデルを作ることを目指しており、広島で事業を始めました。私は当時、アメリカにおけるインターネットビジネスを分析して、シアトルやシリコンバレーやニューヨークでそういった企業の新興があったことから、東京ではなく広島であってもウェブ開発系の会社を起こせるだろうと考えていました。

しかし、地方においてインターネットを使ったビジネスへの理解はそれほど進んでおらず、ウェブ開発の事業展開は難しかったため、まずはパソコンスクールを立ち上げました。そこからスクールの生徒さんに声かけをしたりしながら、徐々に人材を増やし、派遣事業などを展開しながら現在の事業形態へと進んできました。

ー その後、事業を展開する中で、お客様からの評価や紹介によって大きく成長されたということですね?

有馬 そうです。私たちはお客様の問題解決のために、一から新しいものを作ることに力を入れてきました。その結果、多くの成功事例が生まれ、お客様からの評価も高まりました。また、近年はそういった流れから大企業との取引も増えてきました。

ー 大阪や東京にも進出されたとのことですが、その経緯について教えていただけますか?

有馬 5年ほど前に大阪にあるマイクロギアという会社をM&Aし、さらに3年ほど前には東京でアナリックスという会社をM&Aしました。現在は広島、大阪、東京の三拠点で事業を展開しています。

自社事業の強みについて

ー 事業の中で、競合優位性といえる一番の強みは何ですか?

有馬 まず、私たちが取り組んでいる事業は、商品開発や健康経営のツール、スマホアプリの開発などがあります。また、システムインテグレーターとして、お客様の悩みを解決することも強みの1つです。社員たちが一生懸命考え、お客様の問題を解決し、評価をいただくことで、そのお客様からのご紹介で大手企業とお付き合いできるほどに満足度を高められることが強みだと思っています。

ー そういった紹介が生まれたり人との繋がりをつくるために、どのような考え方を大切にされているのでしょうか?

有馬 私たちが大切にしているのは、「与えるから得られる」という考え方です。困っている人を助けることが、信頼や助け合いに繋がると考えています。この考え方を持って、お客様との関係を築いていくことが大切だと思っています。

ー なるほど、その考え方は、数字では出せない価値があると思います。人とのつながりや、価値提供に重きをおくことが大切ですね。

今後の経営・事業の展望

ネクストビジョン
(画像=ネクストビジョン社 事業概要図)

ー 今後のネクストビジョン社の展望についてお伺いできればと思います。

有馬 まず、上場については慎重に考えないといけないと思っています。私は上場の目的が明確に定められない限り、上場を考えるべきではないと思っています。私は自分のためにこの会社運営をやっているとは思いたくないし、そう考えてもいません。

今後の展望については、大きく二つの柱があると思っています。一つ目は、今やっていることを大切にして、伸ばすことです。良い点を見定め、足りないところを補い、改善していくことが大事です。二つ目は、新しいことを始めることです。新規事業によって新しい価値を作り、社会が変わる中で、我が社も変わらなければいけません。

ー それでは、新しいことを始める際に、どのようなことを考慮しているのでしょうか?

有馬 新しいことを始める際には、周りにどのような価値を与えられるかを考えなければいけません。それは社会課題の解決にも繋がります。日本の中での大きな課題は少子高齢化や労働者人口の減少です。それらを食い止めるために、必要なツールや考え方を変えるイノベーションを作っていきたいです。 今後も新たな社会課題解決のための企業として活動していきたいと思っています。

ZUU onlineユーザーへ一言

ー読者の方に一言メッセージをいただけますでしょうか?

有馬 最近、日本の状況に対して幻滅している人や絶望感を持っている人が増えているような気がします。しかし、今の状況はそれほど悲観するものではないと思います。ITが発達しているし、便利な環境です。以前に比べたらすごくいい未来が待っていると思います。その未来をさらに良くするのは、これからの若い人たちだと思います。ぜひ、社会と自分を一緒にして未来のために活躍してもらいたいと思います。

氏名
有馬 猛夫(ありま たけお)
社名
株式会社ネクストビジョン
役職
代表取締役社長

関連記事

タイトルとURLをコピーしました