仮想通貨(暗号資産)RSS3の特徴
現代社会において、個人情報の管理や保護というのは個人・法人・行政・企業等の大きな悩みのタネです。
完全にシャットダウンするということは、ネットだけでなく、一般社会からも隔絶しなければならざる得ません。
生活する上ではそのようなことは不可能ですので、いかに自分でそのような情報をコントロールしていくかがポイントになってきます。
フィードの分野で分散型フィードとして注目されているのが、「RSS3」です。
今回は、この「RSS3」について解説していきたいと思います。
RSS3のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | 分散型フィードを提供するブロックチェーンプロジェクト |
発行開始 | 2022年2月 |
RSS3はWeb3.0において新しい分散型のフィードを提供するブロックチェーンのプロジェクトです。
フィードは、ウェブサイトの内容が更新されると、内容の要約や更新情報を通知する目的で用意される小型のデータです。
主にRSSとATOMの2種類の規格で配信されています。
ユーザーが様々なウェブサイトの最新情報などを追跡することができますが、中央集権的にデータ等を管理されていて、ユーザーが自身のデータやコンテンツをコントロールが出来ないことが課題になっています。
そこで、RSS3では、分散化されたフィードを提供し既存のフィード規格では追跡しきれない異なるブロックチェーンを提供することで、ユーザーが個別に追跡出来る分散型ネットワーク上でのデータを取得することが可能です。
RSS3の特徴
RSS3の特徴を挙げていきます。
分散化された自律的なフィード
RSS3ではブロックチェーン上に分散化されたフィードを自律的に配信や管理することが出来ます。
これによって、ユーザーが既存の中央集権的なプラットフォームを使用することなく、自身のデータ等に対する所有の権利を持つことが可能です。
独自のフィードのサービス
RSS3では独自のフィードのサービスをユーザーに提供しRSS3のエコシステム全体の成長を担っています。
- RSS3 Hub:ユーザーが自身のフィードを作成や管理が出来て、他のユーザーのフィードをもフォローして閲覧が可能です
- RSS3 Filecoin Bridge:自分のフィードに含まれるトークンを、分散型ストレージネットワークの「ファイルコイン」に保存することができます
RSS3の今後
RSS3の将来性について挙げておきたいと思います。
異なるブロックチェーン・分散型ネットワークへの対応
RSS3では異なるブロックチェーン・分散型ネットワークに対応したフィードの作成が可能です。
ユーザーが自分のフィードに、XやインスタなどのSNS上のコンテンツの他に、例えばイーサリアムなどの異なるブロックチェーン上に存在するNFT等を含めることが出来て、Web2.0とWeb3.0両方を合わせたフィードの作成が可能になっています。
拡張性の高い開発環境
RSS3は拡張性が高く、オープンな開発環境を提供しています。
開発者が自由にプロジェクトへ参加することができ、利用しやすいように既存の機能をカスタマイズ、新しいサービスの機能を開発することが出来ます。
また、クリエイターは自分のコンテンツを作成と配信、他のクリエイターと共同で活動を行うことも出来るようになっています。