仮想通貨(暗号資産)LayerZero(ZRO)の特徴
仮想通貨(暗号資産)の種類は、今や1万種類を軽く超えています。
使える仮想通貨(暗号資産)・使えない詐欺に近い仮想通貨(暗号資産)、玉石混交ですが、これだけ多い仮想通貨(暗号資産)ですから、今後は異なるブロックチェーンの互換性が問題になってくることでしょう。
その課題の解消プロジェクトの一つに「LayerZero(ZRO)」があります。
今回は、この「LayerZero(ZRO)」について解説していきたいと思います。
LayerZero(ZRO)のアウトライン
発行上限 | 10億枚 |
特徴 | オムニチェーン相互運用プロトコル |
発行開始 | 2024年6月 |
ブロックチェーン同士の円滑な互換性という課題を解決しようとするプロジェクトがLayerZero(ZRO)です。
ブロックチェーンの進化につれて、数多くのチェーンが乱立するようになり、ユーザーは各チェーンから資産をクロスチェーンで移動するのにコストを負っています。
このように、チェーン間のインターオペラビリティ(相互運用性)は常に問題になっています。
ブロックチェーンには、レイヤー1・レイヤー2と呼ばれるレイヤー構造で成り立っています。
LayerZero(ZRO)はこの土台となる構造で、その他レイヤー構造とは違い通貨同士を接続させる機能を持たせることを目的としています。
LayerZero(ZRO)の特徴
LayerZero(ZRO)の特徴を挙げていきます。
シームレスなオムニチェーン相互運用性のプロトコル
LayerZero(ZRO)では、3つの技術を活用して、ブロックチェーン技術においての相互運用性の解決を目的にしています。
異なるチェーンのアプリケーションの接続部にエンドポイント(ULN)を設け、オフチェーンでブロックヘッダーを伝達するオラクル(Oracle)と、 トランザクションを証明するリレイヤー(Relayer)というものを機能させます。
そして資産をラップせず送付しチェーン間の資産の相互運用を実現させます。
低コストで安全性が高くなっている
他のプロジェクトではリレーチェーンという技術で、周りをパラチェーンと呼ばれるチェーンとして繋げることで、相互運用性を実現しようとしています。
ですが、この方法ですと、リレーチェーンをまたぐ度にコストがかかります。
LayerZero(ZRO)では、資産をラップせずに送付することによって、チェーン間の資産の相互運用を実現しています。
これによって従来の問題点でもあったハッキングの危険性も少なくなり、安全性が向上しています。
LayerZero(ZRO)の今後
LayerZero(ZRO)の将来性について挙げておきたいと思います。
多くのブロックチェーンとDeFiプロジェクトの統合を模索中
LayerZero(ZRO)では、多くのブロックチェーンがストレスのない方法で互いに直接通信することを可能にし、ブロックチェーン技術の相互運用性を拡大しています。
最終的に理想的なクロスチェーントランザクションを可能にし、ブロックチェーンに最適な相互運用性ソリューションを提供する予定です。
セキュリティも重視
LayerZero(ZRO)では、他のチェーン上のトランザクションとメッセージを検証し、通信のセキュリティの向上に寄与しています。
今後もセキュリティ部門を強化し、高度化するハッキング等の攻撃に対応していく予定です。
コミュニティの強化
LayerZero(ZRO)では、開発チームが主導で開発はしているものの、ユーザーとの積極的な対話から改良を加えてきました。
コミュニティの強化も図っていき、技術サポートに様々なユーザーの参加を呼び込み、エコシステムの発展を推進していく予定です。