仮想通貨ZPG(ジパングコイン)とは?将来性や買い方、チャートを解説

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ステーブルコインといえば、USDTやUSDCが代表的ですが、ZPG(ジパングコイン)についてはあまり知られていないかもしれません。

ZPG(ジパングコイン)は、日本発の金(ゴールド)の価格に連動するステーブルコインです。価格変動の激しい一般的な仮想通貨とは異なり、安定した価値を保つことを目指しています。

ZPG(ジパングコイン)はインフレ対策や資産運用の手段としても注目されており、今後も注目される通貨です。

この記事では、ZPG(ジパングコイン)とはどんな通貨なのか、基本情報から将来性、買い方まで解説します。これからZPGの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ZPG(ジパングコイン)とはどんな仮想通貨?

ZPG(ジパングコイン)は、日本発のステーブルコインで、金(ゴールド)の価格に連動する仮想通貨です。1ZPGは1グラムの金と同じ価値になるように設計されています。

ステーブルコインとは、取引価格を安定させるために、米ドルなどの法定通貨や金などのコモディティ(商品)の価格に連動するように設計された仮想通貨の一種です。

ZPG(ジパングコイン)は、金という信頼性の高い資産を裏付けにしており、インフレ対策としての機能を持つとともに、デジタル化による利便性や小口化を実現しています。

出典元:ジパングコイン公式HP

近年は金の価格が高騰していることをご存じの方も多いでしょう。金は長期的に価格が上昇傾向にあり、今後も注目される資産です。

銀とプラチナに連動する通貨も発行されている

ZPG(ジパングコイン)は、金に連動する「Zipangcoin(ジパングコイン)」以外にも、銀に連動する「ZIPANG COIN SILVER(ZPGAG)」とプラチナに連動する「ZIPANG COIN PLATINUM(ZPGPT)」が存在します。

Zipangcoin(ZPG)金の価格に連動
ZIPANG COIN SILVER(ZPGAG)銀の価格に連動
ZIPANG COIN PLATINUM(ZPGPT)プラチナの価格に連動

いずれも三井物産デジタルコモディティーズ株式会社によって発行されており、それぞれが金、銀、プラチナといった実物資産に裏付けられています。

ZPG(ジパングコイン)の基本情報

ZPG(ジパングコイン)の基本情報は、以下の通りです。

通貨名称Zipangcoin(ジパングコイン)
シンボルZPG
発行日2022年2月
価格¥11,721.63
最大発行枚数390億円(※将来的に発行上限数を増加させる可能性あり)
公式HPhttps://www.zipangcoin.com
※2024年6月時点CoinMarketCap

ZPG(ジパングコイン)は、2022年2月に三井物産デジタルコモディティーズ株式会社によって発行されました。

主な利用用途は、資産運用やインフレ対策です。将来的には、送金や決済手段としての利用も予定されています。

下記でZPG(ジパングコイン)について、詳しく解説します。

ZPG(ジパングコイン)の3つの特徴

ZPG(ジパングコイン)には、次の3つのような特徴があります。

  • 日本発の金の価格に連動したステーブルコイン
  • 資産運用やインフレへのリスクヘッジの機能性を持つ
  • ブロックチェーン「miyabi」を基盤としている

日本発の金の価格に連動したステーブルコイン

ZPG(ジパングコイン)は、日本で発行されたステーブルコインで、その価値は金(ゴールド)の価格に連動しています。

出典元:ジパングコイン公式HP

具体的には、1ZPGは1グラムの金と同じ価値になるように設計されており、一般的な仮想通貨よりも価格の安定性を保つことが可能です。

ZPG(ジパングコイン)は、三井物産デジタルコモディティーズ株式会社によって発行され、三菱UFJ信託銀行が管理する実物の金を裏付け資産としています。

資産運用やインフレへのリスクヘッジの機能性を持つ

ZPG(ジパングコイン)は、資産運用やインフレへのリスクヘッジの機能性を持っています。

金は、経済が不確実な時期でも価値を保つ資産として知られています。そのため、金に連動するジパングコイン(ZPG)を保有することで、投資ポートフォリオを多様化し、リスク管理が可能です。

例えば、2008年のリーマンショックのような世界的な経済危機が発生した場合、株式市場や他の資産価格は急落します。しかし、こうした状況において、金の価格は上昇する傾向にあるのです。実際に、リーマンショックの際には金の価格が急騰しました。

このように、ZPG(ジパングコイン)は経済危機などのリスクから資産を守るための選択肢の1つとなり得ます。

ブロックチェーン「miyabi」を基盤としている

ZPG(ジパングコイン)は、国内仮想通貨取引所でもお馴染みの株式会社bitFlyer Blockchainが開発する、プライベートブロックチェーン「miyabi」を基盤としています。

プライベートブロックチェーンとは、一般的なパブリックブロックチェーンとは異なり、中央管理者が存在し、限られた参加者のみで構成されるブロックチェーンです。管理者がネットワークのルールや取引プロトコルを柔軟に設定できるため、高速な取引処理や高いセキュリティを提供できます

miyabiは、毎秒4,000件の取引処理が可能であり、高速かつ安定した取引を実現しています。

ZPG(ジパングコイン)の価格動向をチャートで紹介

ZPG(ジパングコイン)の価格動向を、チャートで確認しておきましょう。これまでの価格推移をZPG/JPYのチャートでご紹介します。

これまでの価格推移

ZPG(ジパングコイン)は、2022年2月に市場に登場しました。上場時の価格は約7,000円でしたが、2024年には11,000円を超える価格に達しています。

これは、ZPGが金の価格に連動しているため、実際の金の価格と同様の価格推移をしているためです。

出典元:DMM Bitcoin

ここ数年、世界的な経済不安やインフレリスクの高まりにより、金の需要が増加し、価格が上昇しています。長期的に見ても金の価格は右肩上がりに推移しており、ZPGも安定した価格推移を示しています。

ZPGは金に連動することで安定性を保ち、インフレ対策としても有効な資産と言えるでしょう。

ZPG(ジパングコイン)の将来性3つのポイント

ZPG(ジパングコイン)の将来性について、重要な3つのポイントを解説します。

  • 今後も金の価格が上昇する可能性がある
  • 円以外の通貨で取引できる可能性
  • 決済手段として導入される予定

今後も金の価格が上昇する可能性がある

金は経済的な混乱や不確実な時期でも価値を保つ資産として知られています。そのため、今後も金の価格が上昇し、それに伴いZPG(ジパングコイン)の価格も上昇する可能性があるでしょう。

現在、中東情勢の悪化や台湾問題のリスクなど、地政学的な不安要素が多く存在します。2024年後半には米国の大統領選挙も控えており、これに伴い世界経済にも混乱が予想されます。

多くのアナリストが金の価格上昇を予測しており、ZPGも今後上昇する可能性があると言えるでしょう。

円以外の通貨で取引できる可能性

ZPG(ジパングコイン)は、将来的に円以外の通貨でも取引が可能になる見込みがあります。

現在は日本円でのみ取引が可能ですが、発行元である三井物産デジタルコモディティーズ株式会社は、今後他の仮想通貨や法定通貨とも連動させる計画を示しています。

例えば、将来的に米ドル(USD)やユーロ(EUR)などの主要通貨でも取引できるようになれば、ZPGの流動性が向上し、取引機会が増えるでしょう。

このような展望から、ZPGは多様な通貨での取引が可能なグローバルなステーブルコインとして成長することが期待されています。

決済手段として導入される予定

将来的には、ZPG(ジパングコイン)を決済手段として導入する予定があります。

現時点で、ZPGは金融商品として保有することしかできず、他の仮想通貨のように取引や決済手段として利用することはできません。また、購入した仮想通貨取引所の口座から出金することもできません。

しかし、三井物産デジタルコモディティーズ株式会社は、ZPGを小売店舗やスーパーマーケットでの支払いに使用できるようにする計画や、買い物でもらえるポイントをZPGに交換できるシステムの導入を計画しています

このように、決済手段としてZPGが導入されることで、投資やインフレヘッジの手段としてだけでなく、日常の取引に利用されることが期待されています。

ZPG(ジパングコイン)の買い方

ここからは、ZPG(ジパングコイン)を購入する手順をご紹介します。

  1. ZPG(ジパングコイン)の取り扱いがある取引所を選ぶ
  2. 仮想通貨取引所の口座を開設する
  3. 資金を入金して購入する

1.ZPG(ジパングコイン)の取り扱いがある取引所を選ぶ

まず最初に、ZPG(ジパングコイン)を取り扱っている仮想通貨取引所を選びましょう。

2024年6月時点、ZPGは日本の仮想通貨取引所でのみ取り扱われており、以下の5社で購入が可能です。

特におすすめなのがbitFlyer(ビットフライヤー)です。この取引所は業界でもトップクラスのセキュリティを誇り、高い信頼性があります。公式アプリを使えば、スマホからでも簡単に取引が可能です。

口座開設は無料で行えるので、ぜひbitFlyerで口座を開設してみてください。

2.仮想通貨取引所の口座を開設する

取引所を選んだら口座を開設しましょう。どの取引所でも基本的な口座開設の手順は同じで、以下の2点が必要となります。

  • メールアドレス
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバー・パスポートなど)

上記に加え、口座開設の手続きには、個人情報(名前、住所、職業、資産状況)の入力と本人確認が必要です。本人確認はスマホから行うとスムーズに進められます。

具体的な例として、bitFlyerの口座開設手順をご紹介します。手順は以下の7ステップです。

  1. メールアドレスの登録
  2. パスワードの設定
  3. 利用規約などの確認
  4. 二段階認証の設定
  5. 基本情報の入力
  6. 本人確認書類の提出
  7. 審査完了のメール・ハガキの受け取り

本人確認の項目で「クイック本人確認」を選択すれば、最短で即日、早ければ10分で審査が完了します。

3.資金を入金して購入する

口座開設が完了したら、取引に使用する日本円を入金しましょう。入金方法は取引所ごとに異なりますが、一般的には「銀行振込」「クイック入金」「コンビニ入金」などから選ぶことができます

取引所によって入金方法や手数料が異なるため、事前に詳細を確認しておきましょう。最初は少額を入金して、徐々に取引に慣れていくことをおすすめします。

入金が完了したら、実際にZPGを購入しましょう。

ZPG(ジパングコイン)購入の際におすすめの仮想通貨取引所

続いて、ZPG(ジパングコイン)を購入できるおすすめの国内仮想通貨取引所をご紹介します。

前述したように、ZPG(ジパングコイン)を取り扱っている取引所は5つありますが、その中から特におすすめの3つをご紹介します。

bitFlyer

bitFlyer(ビットフライヤー)
取扱通貨33種類
販売所手数料無料
取引所手数料0.01 ~ 0.15%
日本円の入金手数料・住信SBIネット銀行から入金:無料
・住信SBIネット銀行以外からの入金:330円(税込)
・コンビニ入金:330円(税込)
・クイック入金:330円(税込)
日本円の出金手数料・三井住友銀行:220円(税込)〜
・三井住友銀行以外:550円(税込)〜
仮想通貨の入金手数料無料
仮想通貨の送金手数料(一例)・BTC:0.0004 BTC
・ETH:0.005 ETH
・XRP:無料
最大レバレッジ2倍
アプリ対応あり(iOS・Android)
運営実績2014年〜
公式HPhttps://bitflyer.com/ja-jp/

▼特徴

  • 取引量が6年連続国内No.1(2016年〜2021年の年間出来高)
  • メガバンクと提携している安心感
  • 1円から仮想通貨を購入できる

bitFlyerは国内ビットコイン取引量6年連続No.1の大型仮想通貨取引所です。( Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む))

国内における仮想通貨取引の規制変更後も、大手企業からの出資や三井住友銀行との提携などにより、安定した運営を続けています。

bitFlyerは、現物取引以外にもビットコインFXや決済サービスも提供しており、その他にもTポイントで1円単位からの取引も可能です

入出金の手数料が高い点やレバレッジ取引がビットコインに限られなどのデメリットも存在しますが、初心者や資金が少ない方でも安心して取引できる取引所です。

bitFlyerの口コミ・評判、口座開設方法については、以下の記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

SBI VCトレード

SBI VCトレード
取扱通貨23通貨
販売所手数料無料
取引所手数料・Maker:-0.01%
・Taker:0.05%
日本円の入金手数料無料
日本円の出金手数料無料
仮想通貨の入金手数料無料
仮想通貨の送金手数料無料
最大レバレッジ2倍
アプリ対応あり(iOS・Android)
運営実績2016年〜
公式HPhttps://www.sbivc.co.jp/

▼特徴

  • SBIグループによる運営の安心感
  • 入出金の手数料が無料

取扱銘柄は多くありませんが、入出金手数料が無料で取引手数料も低いため、コストを抑えた取引が可能です。また、住信SBIネット銀行との連携により、即時決済サービスに対応しており、効率的な取引ができます。

専用のスマホアプリは操作性が高く、初心者でも簡単に利用できる設計です。ただし、流動性が低いため、一部の銘柄では約定が難しい場合があることに留意しておいてください。

SBI VCトレードは、初めて利用する方やコストを抑えたい方におすすめです。

SBI VCトレードの評判・口コミ

DMM Bitcoin

取扱通貨28種類
販売所手数料無料 ※BitMatch取引手数料は除く
取引所手数料取引所なし
日本円の入金手数料無料
日本円の出金手数料無料
仮想通貨の入金手数料無料
仮想通貨の送金手数料無料
最大レバレッジ2倍
アプリ対応あり(iOS・Android)
運営実績2016年〜
公式HPhttps://bitcoin.dmm.com/

▼特徴

  • 入出金・取引手数料が無料
  • 口座開設するとキャンペーンで2,000円が貰える
  • レバレッジ銘柄の種類が国内最多

DMM Bitcoinは、DMM.comのグループが運営する仮想通貨取引所です。

入出金・取引手数料が無料で、レバレッジ取引に対応した銘柄の種類が国内最多となっています。積立投資やレンディングサービスは提供していませんが、キャンペーンを頻繁に開催している点が特徴です。今なら口座開設をするだけで無料で2,000円が貰えますよ。

さらに、セキュリティ面でも優れており、LINEサポートが365日対応しているなど、サービスや機能性においても定評があります

DMM Bitcoinの評判・口コミ

DMM Bitcoinの口コミ・評判、口座開設方法については、以下の記事で詳しくまとめています。併せて参考にしてください。

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DMM Bitcoin(ディーエムエムビットコイン)

DMM Bitcoinでは、ビットコインをはじめとした38種類の仮想通貨で取引できます。レバレッジ取引可能な仮想通貨は国内仮想通貨取引所の中でも多く、効率的な取引が可能です。

口座維持手数料・出金手数料といった各種手数料は無料で、コストを抑えて取引をはじめられます。

土日祝を含め365日のサポート体制を整え、フォームやLINEからの問い合わせに対応。初心者でも安心して仮想通貨取引をはじめられるので、まずは下記のフォームから口座開設してみましょう!

ZPG(ジパングコイン)を買う際に知っておきたいこと

最後に、ZPG(ジパングコイン)を購入する際に知っておきたいことを、まとめて解説します。

  • ZPG(ジパングコイン)の使い道は?
  • ZPG(ジパングコイン)にメリットはある?
  • ZPG(ジパングコイン)はどこで買えるの?

ZPG(ジパングコイン)の使い道は?

現時点で、ZPG(ジパングコイン)は主に金融商品として保有することしかできません。しかし、将来的には決済手段や多通貨対応など、様々な用途で利用されることが期待されています。

ZPG(ジパングコイン)にメリットはある?

ZPG(ジパングコイン)は、金の価格に連動するステーブルコインです。そのため、一般的な仮想通貨に比べて価格の安定性が高く、価値が大きく変動するリスクが低くなります。

さらに、金は歴史的にインフレに強い資産とされており、経済が不安定な時期でもその価値を保つ特性があります。そのため、ZPGはインフレへのリスクヘッジ対策としても有効です。

ZPG(ジパングコイン)はどこで買えるの?

国内取引所でZPG(ジパングコイン)を購入できるのは、以下の5社です。

bitFlyerはセキュリティ面でも信頼性が高く、公式アプリを使えばスマホから簡単に取引が行えます。

口座開設は無料で行えるので、ぜひこの機会に取引を始めてみてください。

まとめ

ZPG(ジパングコイン)は、金(ゴールド)の価格に連動する日本発のステーブルコインです。三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行しており、他の仮想通貨に比べて高い安定性を提供します。

ZPG(ジパングコイン)の特徴は、以下の通りです。

  • 日本発の金の価格に連動したステーブルコイン
  • 資産運用やインフレへのリスクヘッジの機能性を持つ
  • ブロックチェーン「miyabi」を基盤としている

将来性に関して、以下の3つを押さえておきましょう。

  • 今後も金の価格が上昇する可能性がある
  • 円以外の通貨で取引できる可能性
  • 決済手段として導入される予定

現時点では、金融商品としての保有が主な用途ですが、将来的には決済手段や多通貨対応など、様々な用途での利用が期待されています。

ZPGは高い信頼性と安全性を備えており、金がインフレに強い資産であることから、インフレへのリスクヘッジや投資ポートフォリオの多様化にも役立ちます。

国内取引所でZPG(ジパングコイン)を購入するなら「bitFlyer」がおすすめです。セキュリティ面でも信頼性が高く、使いやすさに定評があります。口座開設も無料ですので、ぜひこの記事を参考に、ZPG(ジパングコイン)の取引を始めてみてください。

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