メキシコの政策金利は2024年7月時点で11.0%となっており、先進国と比較して非常に高い水準です。この高金利政策はメキシコペソ円のスワップポイントを引き上げ、魅力的な投資機会を投資家に提供しています。
しかし一方で、「どのFX会社のスワップポイントが最も高いのか」「今後の為替の見通しはどうなのか」「リスクをどのように抑えるか」といった悩みを持つ人も多いようです。
そこで、本記事ではメキシコペソ円のスワップポイントが高いFX会社を紹介し、あわせて今後の為替動向の見通しや自分に適したポートフォリオの組み方について解説します。
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メキシコペソ円のスワップポイントを一覧で比較!
ここでは、国内FX会社11社のメキシコペソ円の買いスワップ・売りスワップ・スプレッドを一覧表で徹底比較します。
なおランキングの算出にあたっては、「スワップポイントに対する実際のユーザーの評判・口コミ」も参考にしています。
データの参照元:GMOクリック証券「スワップポイントカレンダー」
みんなのFX「スワップカレンダー」
LIGHT FX「スワップカレンダー」
SBI FXトレード「スワップカレンダー」
GMO外貨「スワップカレンダー」
外為どっとコム「スワップポイントカレンダー」
IG証券「スワップポイント」
DMM FX「スワップカレンダー」
ヒロセ通商「LION FXスワップポイント」
JFX「スワップポイント」
セントラル短資FX「スワップカレンダー」
メキシコペソ円のスワップポイント取引におすすめの会社はGMOクリック証券「FXネオ」です。なぜなら、買いスワップ・売りスワップ・スプレッドの総合的な条件が一番整っているためです。
GMOクリック証券のメキシコペソ円の買いスワップは1週間の平均で、28.0円で他のFX会社と比較して高水準になっています。また売りスワップ(マイナススワップ)も-28.0と買いスワップと同額になっています。さらに取引にかかるスプレッド(手数料)も0.2銭と最狭水準となっているため、メキシコペソ円でスワップトレードを行いたい方はGMOクリック証券で取引を始めるのがおすすめです。
メキシコペソ円の取引におすすめのFX会社3選
メキシコペソ円での取引を考える際、スワップポイントの高さやメキシコペソに関連する最新情報へのアクセスなどが重要になります。メキシコペソ円の取引に有利な条件を提供しているFX会社は以下の3社です。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は「総口座数100万口座突破」「FX取引高ギネス世界記録認定」など、多くのトレーダーから高い支持を受けているFX会社です。スワップポイントだけでなく、狭いスプレッドや優れた取引ツールなども高く評価されています。
GMOクリック証券では、多くの通貨ペアのスワップポイントが業界最高水準に設定されています。そのため、複数の通貨ペアに対してスワップポイント狙いの取引を図る場合に適したサービスといえます。
例えば、メキシコペソ円の買いスワップポイントは10万通貨あたり280円(2024年7月15~19日の平均値)と、業界でもトップクラスの高さを誇ります。こうした高いスワップポイントは、メキシコペソ円や南アフリカランド/円、トルコリラ/円、米ドル/円といった複数の通貨ペアでのポートフォリオ構築を、より魅力的なものにしてくれるでしょう。
GMOクリック証券の取引ツールは、多くのトレーダーから「高機能で使いやすい」と高い評価を得ています。スワップポイント狙いの長期的な取引であっても、適切なタイミングでのエントリーや決済が求められるため、高品質な取引ツールの活用が不可欠です。
GMOクリック証券では、多様な取引ツールが用意されています。例えばスマホアプリの「GMOクリック FXneo」は、見やすいチャートと発注のしやすさが特徴の取引ツールです。
これらの特徴により、PCを使用しないユーザーや外出先のユーザーでもチャートをすばやく確認でき、タイムリーな取引判断が下せます。
GMO外貨
GMO外貨は高いスワップポイントや狭いスプレッドに加え、バイナリーオプションや株価指数といったFX以外の商品ラインナップが豊富なFX会社です。インターネット関連事業などを手掛けるGMOインターネットグループの一員であることから、信頼性の高さにも定評があります。
GMO外貨のスワップポイントは、米ドル/円などの主要通貨ペアからメキシコペソ円などの高金利通貨ペアに至るまで高水準です。スワップポイントを狙った取引に適したサービスといえるでしょう。
特にメキシコペソ円においては、10万通貨あたり280円(2024年7月15~19日の平均値)という高いスワップポイントを提供しており、前述したGMOクリック証券に見劣りしません。
GMO外貨であればメキシコペソ円の単一通貨ペアだけでなく、他の通貨ペアとポートフォリオを組んだ場合でも高いスワップポイントが受け取れます。
GMO外貨のスマホアプリである「外貨exアプリ」は、見やすさと使いやすさを兼ね備えており、初心者でもスムーズに操作できる設計となっています。特に注文画面が見やすく、複雑な注文方法でもストレスなく入力可能です。
アプリ画面を4分割して表示できるため、同じ通貨ペアの異なる時間軸での分析(マルチタイムフレーム分析)もすばやく行えます。また、メキシコペソ円や南アフリカランド/円、トルコリラ/円といった高金利通貨ペアを同時にチェックし、効率的に取引することも可能です。
スマホ中心で取引を行う場合、アプリの操作性が取引成績に影響することがあるため、「外貨exアプリ」のような高品質アプリの活用がおすすめです。
LIGHT FX
LIGHT FXは通常の通貨ペアでも高いスワップポイントが設定されていますが、スワップポイントやスプレッドがより優遇される「LIGHTペア」を取り扱っています。
自動売買機能やデモ口座を提供していない点はデメリットといえるものの、スワップポイント重視の取引であればLIGHT FXは有力な選択肢の一つです。
LIGHT FXでは通常の通貨ペアに加えて、スワップポイントがさらに増額される「LIGHTペア」を提供しています。LIGHTペアは1回の取引の最大発注数量や建玉数量の上限に制限があるものの、スワップポイントやスプレッドが優遇されています。
2024年7月15~19日の平均値をみると、メキシコペソ円のLIGHTペアは10万通貨あたり262円でした。同期間の同一通貨ペア(通常)の平均値が251円であったことから、LIGHTペアのほうが高いスワップポイントを得られることがわかります。
そのため、LIGHT FXでスワップポイントを最大化したい場合は、通常の通貨ペアよりもLIGHTペアで取引するのがおすすめです。
LIGHT FXでは高金利通貨に特化した為替ニュースを無料で配信しており、取引画面にログインすることで簡単に確認できます。高金利通貨に関連する情報を自力で入手するのは難しいため、情報収集の負担や手間が削減できるニュース配信サービスは投資家にとって魅力的です。
例えば「今日のポイント」では、メキシコペソ円を含む高金利通貨の取引に役立つ重要なニュースが配信されています。こうしたFX会社によるニュースは、取引の際により精度の高い判断を下すのに役立つことから、LIGHT FXでメキシコペソ円を取引する大きなメリットといえるでしょう。
メキシコペソとは?特徴を解説!
メキシコペソにはスワップポイントが高い理由になっている「高金利政策」、資源が豊富なことから「資源価格と連動する傾向がある」、そして地理的条件から「米国経済との結び付きが強い」といった3つの大きな特徴があります。
以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
高金利政策
メキシコペソの最大の特徴は、インフレを抑制するためにメキシコ銀行(中央銀行)が実施している高金利政策です。メキシコペソ円のスワップポイントの高さは、この高金利政策が背景に挙げられます。
メキシコの政策金利は2024年7月時点で11.0%に設定されており、0.25%程度の日本との差は顕著です。特にインフレ率の高い状況では金利がさらに上昇しやすいため、メキシコペソの高金利通貨としての魅力も増します。
世界経済が安定してリスクオン (リスク選好) のムードが高まる時期には、高い利回りを求めて世界中から資金がメキシコペソに流入し、メキシコペソ円の価値が上昇する傾向があります。
一方、世界的な金融危機や戦争、災害などでリスクオフ (リスク回避)のムードが高まると、政治や経済が安定した先進国の通貨への資金流出が発生し、メキシコペソの価値は下落しやすいです。
そのため、メキシコペソ円を取引する際は、メキシコの政策や経済指標だけでなく、世界的な政治や経済のニュースにも注目する必要があります。
資源価格と連動する傾向がある
資源価格と連動する傾向があるのも、メキシコペソの特徴の一つです。メキシコは原油や銀などの資源を豊富に埋蔵している世界屈指の資源国であり、メキシコペソは資源価格と連動する「資源国通貨」としての側面を持っています。
例えば原油や銀の価格が上昇すると、それに連動してメキシコの経済状況が改善され、メキシコペソの価値も上昇する傾向にあります。そのため、メキシコペソを取引する際は、メキシコ国内の経済状況だけでなく、原油をはじめとする資源価格の動向もチェックしておくことが大切です。
米国経済との結び付きが強い
メキシコは米国と国境を接しており、地理的条件から米国経済との結び付きが強いことで知られています。つまり、米国の景気動向の影響を受けやすい構造になっているのです。
2022年の統計によると、メキシコの輸入全体の約44%、輸出全体の約82%を米国が占めています。このデータからわかるように、米国の景気が好調なときはメキシコペソにとって大きな追い風となり、逆に不況時は大きな逆風になる構造です。
また、米国とメキシコの関係が良好であればメキシコペソにとってプラスの要素となりますが、関係が悪化すると通貨価値に悪影響を与える可能性があります。そのためメキシコペソを取引する際は、米国の景気の動向やメキシコとの関係について注意深くアンテナを張っておく必要があるのです。
メキシコペソ円の価格推移をおさらい
上の画像は、2010~2024年の14年間におけるメキシコペソ円の月足チャートです。メキシコペソ円は2011年から2012年にかけて下落が進み、一時5円台前半まで落ち込みました。しかし、安倍政権下で日銀が大規模緩和を始めた2013年以降は上昇トレンドが続き、2014年末には8円台後半まで上昇しています。
その後、2014年末に起きた原油価格の急落によって、メキシコペソは再び売られ始めます。中国の景気減速による世界的な株価の調整や、中国人民銀行が人民元の切り下げを実施したことによる新興国通貨全般の不安の高まりなども、メキシコペソの下落に拍車をかけました。
2016年に米国でトランプ政権が誕生すると、経済的に密接な関係のある米国がメキシコに強硬政策をとったことで、同年の年末には4円台まで下落しています。2020年4月には新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、原油価格の下落や世界経済の悪化懸念などが生じ、メキシコペソ円は4.2円という過去最安値を記録しました。
その後は原油価格の回復やメキシコ銀行(中央銀行)の積極的な利上げ、円安の進行によって価値が回復し、長期的な上昇トレンドを継続しています。
2024年5月には9円台半ばまで上昇したものの、同年7月末に日銀が利上げを決定したことによる円高基調などが影響し、2024年8月7日現在は7円台前半付近で推移しています。
メキシコペソ円の今後の見通しを予想!
日銀による政策金利の引き上げやそれに伴う円買いの影響などにより、メキシコペソ円は大きく下落しています。また、メキシコと経済的に密接な関係のある米国の大統領選が11月に控えているため、積極的には買いづらい状況です。
トランプ前大統領は関税の引き上げや不法移民の送還を公約に掲げており、再選されればメキシコ経済にマイナスの影響が出る可能性があります。一方で、メキシコ銀行は2024年3月に3年振りとなる利下げを実施し、金融緩和を進めています。今後、追加の利下げが予想されるため、スワップポイントが減少することも考えられるでしょう。
ただし、メキシコは新興国として経済成長の余地が大きいため、長期的には先進国と比較して高い成長が見込まれます。したがってスワップポイントを狙い安値を付けたタイミングで買いを入れるのは、有効な戦力といえるでしょう。
上の画像はメキシコペソ円の週足チャートです。現在、レンジの下限である8円付近で取引されており、この価格帯がサポートラインとして機能しています。まずはサポートラインとなっている8円付近を守れるかに注目し、ここで反発するようであれば買いを検討してもよいでしょう。
もし8円を下抜けると、2022年10月の高値である7.5円付近や、同年の安値である6.5円付近が次のサポートラインになりえます。しばらく下落が続くことを想定し、8円付近、7.5円付近、6.5円付近での価格帯に分散して買いを入れ、リスク分散を図ることも視野に入れてみましょう。
エントリーする際のポイント
メキシコペソ円の取引では、レバレッジを低めに設定することが推奨されます。これは、メキシコペソが主要通貨に比べて流動性が低く、値動きが激しい傾向があるためです。
高金利通貨ペアの取引において、投資家はスワップポイントを狙って取引量を増やす傾向がありますが、予期せぬ価格の急落時にロスカットのリスクが高まるため、レバレッジのかけすぎには注意が必要です。
また、メキシコペソにはメキシコの経済問題や地政学的なリスクも存在します。インフレ問題や原油産出量の低下、米国との関係悪化などが通貨価値に影響を及ぼす可能性が考えられます。こうした為替変動リスクを避けるためにも、メキシコ関連のニュースには常に注意を払っておくことが重要です。
【利回りを計算】メキシコペソ円を取引するとどれくらい儲かる?
メキシコペソ円をスワップポイント目的で取引すると、どれくらいの利益が見込めるのでしょうか。今回はLIGHT FXの「スワップシミュレーション」を使用して、以下の4つの保有ケースを検証します。
※スワップポイントは変動するため、あくまで参考値としてください。また、計算に税金は考慮されていません。
1万通貨保有した場合
まず、メキシコペソ円を1万通貨保有した場合のスワップポイントを見てみましょう。
運用期間 | スワップポイントの金額 | 利回り(レバレッジ3倍の場合) |
---|---|---|
1ヵ月 | 786円 | 2.90% |
1年 | 9,563円 | 35.90% |
5年 | 4万7,815円 | 179.30% |
10年 | 9万5,630円 | 358.60% |
35年 | 33万4,705円 | 1255.10% |
1ヵ月保有した場合は786円のスワップポイントが見込まれ、ちょっとしたお菓子や小物の購入が可能な程度の収益額になります。スワップポイント狙いの取引を始める際は1万通貨からスタートし、慣れてきたら徐々に保有量を増やすのが初心者におすすめの投資方法です。
10万通貨保有した場合
次に、10万通貨保有した場合を見ていきます。
運用期間 | スワップポイントの金額 | 利回り(レバレッジ3倍の場合) |
---|---|---|
1ヵ月 | 7,860円 | 2.90% |
1年 | 9万5,630円 | 35.90% |
5年 | 47万8,150円 | 179.30% |
10年 | 95万6,300円 | 358.60% |
35年 | 334万7,050円 | 1255.10% |
50万通貨保有した場合
続いて、50万通貨保有した場合です。
運用期間 | スワップポイントの金額 | 利回り(レバレッジ3倍の場合) |
---|---|---|
1ヵ月 | 3万9,300円 | 2.90% |
1年 | 47万8,150円 | 35.90% |
5年 | 239万750円 | 179.30% |
10年 | 478万1,500円 | 358.60% |
35年 | 1,673万5,250円 | 1255.10% |
1ヵ月保有すれば3万9,300円のスワップポイントが見込まれ、生活費の一部をカバーできそうです。このレベルの運用は、より大きな投資効果を目指すトレーダーにとって魅力的な規模といえます。
100万通貨保有した場合
最後に、100万通貨保有した場合を見てみましょう。
最後に、100万通貨保有した場合を見てみましょう。
運用期間 | スワップポイントの金額 | 利回り(レバレッジ3倍の場合) |
---|---|---|
1ヵ月 | 7万8,600円 | 2.90% |
1年 | 95万6,300円 | 35.90% |
5年 | 478万1,500円 | 179.30% |
10年 | 956万3,000円 | 358.60% |
35年 | 3,347万500円 | 1255.10% |
1ヵ月の保有で7万8,600円のスワップポイントが見込まれ、これにより生活の質を大幅にレベルアップできそうです。また、収益を貯金や投資に回し、長期的な資産形成に役立てるのもよいでしょう。
メキシコペソ円で稼いでいくためのポートフォリオとは?
メキシコペソ円を取引する際には、ポートフォリオの構築が重要になります。なぜなら、一つの通貨ペアに依存していると、市場が急変した際に大きな損失を被る可能性があるからです。
ここでは、異なるリスク許容度に基づいたポートフォリオ戦略を3つ紹介します。自分の投資スタイルに適したポートフォリオ戦略を見つけてみましょう。
リスク回避型
- メキシコペソ円:50%
- 米ドル/円またはユーロ/円:50%
価格の変動リスクを抑えたい人にはメキシコペソ円に主要(メジャー)通貨ペアを組み合わせるリスク回避型がおすすめです。メキシコペソ円は高金利通貨ペアのなかでは比較的安定した値動きを見せているものの、主要通貨ペアと比べると激しい値動きといえます。
そのため、値動きが比較的安定している主要通貨ペアと組み合わせ、リスクを低減する戦略が有効です。これがリスク回避型のポートフォリオの狙いです。
例えば、米ドル/円やユーロ/円をポートフォリオに組み入れることで、急落によるリスクを抑えられます。米ドルやユーロ、円は世界的に取引量の多い主要通貨であり、高い安定性を誇る通貨とされています。
ただし、主要通貨ペアのスワップポイントはメキシコペソ円には劣るため、リスク低減の一方でリターンも低くなりやすい点に注意しましょう。
リスク回避型のポートフォリオは、リターンよりもリスクの低減を優先するトレーダーに適しています。
ハイブリッド型
- メキシコペソ円:30~40%
- 南アフリカランド/円またはトルコリラ/円:30~40%
- 米ドル/円またはユーロ/円:30~40%
リスクとリターンのバランスを取りつつ、高いスワップポイントを目指す場合におすすめなのがハイブリッド型です。ハイブリッド型ではメキシコペソ円を含む高金利通貨ペアと、主要通貨ペアを組み合わせます。
例えば、メキシコペソ円に高金利通貨ペアとして南アフリカランド/円またはトルコリラ/円、主要通貨ペアとして米ドル/円またはユーロ/円を組み合わせます。これにより、高金利通貨の高いスワップポイントを得ながら、為替変動リスクをある程度分散可能です。
ただし、リスク回避型より高金利通貨ペアの比率が高くなるため、相場の変動による損失が大きくなりやすい点には注意しましょう。経済指標やニュースに注意を払い、定期的にポートフォリオを調整するよう心がけてください。
アグレッシブ型
- メキシコペソ円:30~40%
- 南アフリカランド/円:30~40%
- トルコリラ/円:30~40%
リスクを受け入れ、スワップポイントから高いリターンを目指す投資家におすすめなのがアグレッシブ型です。アグレッシブ型は他の高金利通貨ペアを積極的に組み込むことで、ポートフォリオの期待収益を高めます。
例えば、メキシコペソ円とあわせて南アフリカランド/円やトルコリラ/円などの高金利通貨ペアを保有し、高金利通貨ペアのなかで分散投資を試みます。こうすることで高いスワップポイントが得られるため、高いリターンが期待できるのです。
ただし、高金利通貨はスワップポイントが魅力的な一方で、政治や経済が不安定な国が多いことから為替変動リスクが高い傾向にあります。
そのため、アグレッシブ型のポートフォリオを採用する場合は、各国の政治経済ニュースをこまめにチェックし、リスク管理を徹底しましょう。
メキシコペソ円のスワップポイントだけで生活することは可能か?
メキシコペソ円のスワップポイントだけで生活することは、困難です。なぜなら、生計を立てる規模の収益を得るには多額の資金が必要になるからです。
例えば、メキシコペソ円でスワップポイントを月に約20万円得るためには約254万通貨の保有が必要になります。
※スワップポイントは変動するため、あくまで参考値としてください。また、計算に税金は考慮されていません。
- メキシコペソ円:約254万通貨
- 1日に必要なスワップポイント:20万円÷30日=約6,667円
- 1日あたりのスワップポイント(1万通貨):26.2円
- 必要な保有通貨量:約6,667円÷26.2円=約254万通貨
LIGHT FXの「スワップシミュレーション」を使用し、必要な資金を計算したものが以下の画像です。
レバレッジ3倍の場合の必要資金(上の画像の「推奨証拠金」)に約700万円、レバレッジ25倍の場合に約80万円が必要です。
通常、スワップポイント狙いの取引は長期的な取引が基本となるため、ロスカットされないようにレバレッジは3倍程度に抑えることが推奨されます。ただし、レバレッジ3倍でも、多額の資金が必要な点を覚えておきましょう。
また、スワップポイントの減少や通貨価格の下落による損失も考慮する必要があります。これらのリスクを考えると、スワップポイントだけに頼った生活はリスクが高く実現可能性が低い試みといえるでしょう。
月5万円程度ならスワップポイントで稼ぎやすい
スワップポイントのみで生活するのは困難ですが、月5万円程度なら十分狙えます。例えば、メキシコペソ円のスワップポイントで月に約5万円を得るには、約64万通貨を保有する必要があります。
- メキシコペソ円:約64万通貨
- 1日に必要なスワップポイント:5万円÷30日=約1,667円
- 1日あたりのスワップポイント(1万通貨):26.2円
- 必要な保有通貨量:約1,667円÷26.2円=約64万通貨
レバレッジ3倍での運用に必要な資金が約170万円で、レバレッジ25倍の場合約20万円の資金が必要です。
初期投資として一度に170万円を用意するのは難しいかもしれませんが、長期的な取引で徐々にポジション量を増やしていけば、目標の通貨保有量に近づけられます。
当記事で紹介している会社は、すべて金融庁から許可を受け財務局に登録されおり、かつ金融先物取引業協会に加入している業者です。
本記事で参考にしたサイト一覧
- GMOクリック証券FXネオの評判・口コミは?
- みんなのFXの評判・口コミは?
- みんなのFXとLIGHT FXの違いは?
- LINE FXの評判・口コミは?
- DMM FXの評判・口コミは?
- 松井証券(MATSUI FX)の評判・口コミは?
- 外為どっとコムの評判・口コミは?
- ヒロセ通商(LION FX)の評判・口コミは?
- SBI FXトレードの評判・口コミは?
- 楽天FXの評判・口コミは?
- マネーパートナーズFXの評判・口コミは?
- FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)の評判・口コミは?
- IG証券の評判・口コミは?
- サクソバンク証券の評判・口コミは?
- 外為オンラインの評判・口コミは?
- インヴァスト証券の評判・口コミは?
- トライオートFXの評判・口コミは?
- アイネット証券「ループイフダン」の評判・口コミは?
- 松井証券のFX「100円から自動売買」の評判・口コミは?
- GMOクリック証券のバイナリーオプションの評判・口コミは?
- 楽天のバイナリーオプション(らくオプ)の評判・口コミは?
- GMO外貨「オプトレ!」の評判・口コミは?