本記事では「コーヒーが貰える株主優待」をテーマにおすすめ銘柄を解説します。
コーヒー相場の高騰、円安の影響により現在コーヒー製品の価格が上昇。
「いつも飲んでいたコーヒーが大幅に値上げした」、「価格が変わらず容量が減った」など課題と感じてる方は少なくないでしょう。
そんな方におすすめなのがコーヒーが貰える株主優待の活用です。
株主優待を活用すれば、お得にコーヒーを飲むことができます。
各銘柄別に貰える数量や種類が異なるため特徴をチェックしておきましょう。
すぐに株主優待をチェックしたい方は「コーヒーが貰えるおすすめ株主優待10選」より確認ください。
「コーヒーが貰える株主優待」株を購入する際の3つのポイント
「コーヒーが貰える株主優待」の特徴は以下の通りです。
- 好きなコーヒーメーカー、コーヒーチェーンから選ぶ
- カタログギフトも活用する
- 株主優待だけでなく企業分析も行う
順番に解説します。
ポイント①好きなコーヒーメーカー、コーヒーチェーンから選ぶ
コーヒーの株主優待を提供している企業は、大きく分けて「コーヒーメーカー」、「コーヒーチェーン」の2種類。
コーヒーメーカーは、スーパーやコンビニなど店頭でレギュラーコーヒーやドリップコーヒーを販売しています。
UCC | 子会社ユニカフェが上場 |
---|---|
ネスレ | 日本は非上場(スイスにて上場) |
AGF | 親会社「味の素」が上場 |
キーコーヒー | 上場 |
石光商事 | 上場 |
スターバックス | 非上場 |
---|---|
ドトール | 上場 |
コメダコーヒー | 上場 |
銀座ルノアール | 上場 |
カルディコーヒー | 非上場 |
サンマルクHD | 上場 |
東和フードサービス | 上場 |
コーヒーチェーンは上場企業が多く「日頃利用している企業の株を購入する」というのも選択肢の1つです。
まずは、自身がいつも購入・利用している企業の株主優待をチェックしてみましょう。
ポイント②カタログギフトも活用する
株主優待でコーヒーが欲しい方は、カタログギフトも活用してみましょう。
カタログギフトは、好きな商品を選ぶことができるというメリットがあります。
また、「コーヒーが好き」という理由だけでコーヒー販売を事業とする銘柄ばかり買うのは、ポートフォリオの分散性としておすすめできません。
このため、「コーヒーが欲しい」という方はカタログギフトが貰える企業についてもチェックしてみましょう。
ポイント③株主優待だけでなく企業分析も行う
株主優待だけでなく、企業分析も合わせて行いましょう。
コーヒー市場は既に成熟した市場であり、少子高齢化社会により急成長が難しいセクターと言えます。
また、コーヒーは原油に続く第2位の先物市場となっており、相場上昇による原価アップは軽視できません。
このため、株主優待の優劣だけなく企業分析を行った上で投資を検討しましょう。
コーヒーが貰えるおすすめ株主優待10選
コーヒーが貰える株主優待は以下の通りです。
①キーコーヒー
キーコーヒーは、コーヒー製造~販売から「イタリアントマト」、「アマンド」など外食事業も行っています。
株価 | 2,105円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 210,500円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 3月末、9月末 |
優待内容 | 自社レギュラーコーヒーの詰め合わせ 100株以上~200株未満:1,000円相当 200株以上~300株未満:2,000円相当 300株以上~1000株未満:3,000円相当 1,000株以上:5,000円相当 |
【100株以上~200株未満の株主優待】
レギュラーコーヒー、ドリップコーヒー製品の株主優待が受け取れます。
日頃、キーコーヒーの製品を好んで飲用されている方におすすめです。
(公式)キーコーヒー株式会社株主優待
②ユニカフェ
ユニカフェはUCCホールディングスの子会社として、工業用原料をメインに製造~販売を行っています。
※現在家庭用市場の製品は撤退
株価 | 938円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 93,800円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 12月末 |
優待内容 | 自社レギュラーコーヒーの詰め合わせ 100株以上:3種セット 1,000株以上:8種セット |
【100株以上~1000株未満の株主優待】
一般には流通していない「株主限定コーヒー」が貰えるのが魅力と言えます。
必要投資額も手頃な価格のため、投資を始めたばかりの方にもおすすめです。
(公式)株式会社ユニカフェ株主優待
③味の素
味の素は国内調味料市場最大手です。(AGFの親会社)
株価 | 5,589円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 558,900円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | 自社製品の詰め合わせ ※半年以上の保有が条件 100株以上~500株未満:1,500円相当 500株以上~1000株未満:3,000円相当 1,000株以上:4,000円相当 1,000株以上かつ3年継続保有:7,000円相当 |
【100株以上~500株未満、1000株以上の株主優待】
味の素グループである「AGF」のコーヒーが受け取れます。
味の素グループの商品も貰える点が魅力
味の素は1兆円を超える大企業かつ海外のM&Aも積極的に展開しています。
投資先のセクター分散を図りたい方におすすめです。
(公式) 味の素グループ株主優待
④ダイドーグループホールディングス
ダイドーグループホールディングスは国内自販機事業、子会社で医薬品関連事業も展開しています。
株価 | 2,810円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 562,000円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 1月20日、7月20日※1 |
優待内容 | 自社製品の詰め合わせ ※半年以上の保有が条件 200株以上:6,000円相当の株主優待品 |
※1:7月20日権利は5年以上保有をした株主のみ(保有年数が5年を超えた年に1回限り)
【100株以上株主優待】
自販機事業をメインに「世界一バリスタ」、「デミタスコーヒー」のコーヒー販売を行っています。
子会社のたらみ社ゼリーも同封されているため、子供にも喜ばれる株主優待です。
最低必要投資額が高めのため、資金と相談しながら購入を検討することをおすすめします。
⑤コメダホールディングス
中京地区を中心に「コメダ珈琲店」を全国に展開しています。(業界3位の店舗数)
株価 | 2,658円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 265,800円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 2月末、8月末 |
優待内容 | 店舗で使用できる電子マネー 100株以上:1,000円分 300株以上:2月のみ2,000円(但し3年以上継続保有) |
【100株以上株主優待】
店舗で使える電子マネーが受け取れます。
コーヒーだけでなく、店内での食事にも利用できる点が強みと言えます。
利用店舗が近所にある方は購入を検討してみましょう。
⑥ドトール・日レスホールディングス
ドトール・日レスホールディングスは、チェーン店「ドトール」、「星乃珈琲店」を展開しています。
株価 | 2,202円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 220,200円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 2月末 |
優待内容 | 店舗で使用できる優待カード 100株以上:1,000円分 300株以上:3,000円分 500株以上:5,000円分 |
【ドトール・日レスホールディングス優待カード】
ドトールは業界2位の1,000店舗以上展開しており、利用できるお店が多いのがメリットです。
低価格でコーヒーが購入できるため、利用者に嬉しい株主優待と言えます。
日頃、ドトールを利用している方におすすめです。
⑦ミニストップ
イオングループである、ミニストップもコーヒー関連の株主優待を提供しています。
株価 | 1,634円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 163,400円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 2月末、8月末 |
優待内容 | ミニストップで利用可能な無料券 100株:ソフトクリーム無料券5枚 200株:ソフトクリーム5枚、コーヒーSサイズ無料券3枚 1,000株以上:ソフトクリーム20枚、コーヒーSサイズ無料券3枚 |
【ミニストップ株主優待】
ミニストップ店頭で利用可能な無料券を受け取ることができます。
但し、コーヒー無料券は200株からの進呈である点は注意しましょう。
⑧銀座ルノアール
銀座ルノアールは、フルサービスをメインとした喫茶店事業を行っています。
株価 | 898円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 89,800円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | 自社飲食券 100株以上:1,000円相当 500株以上:5,000円相当 1,000株以上:10,000円相当+コーヒーセット(3,500円相当) |
【左:100株以上株主優待 右:1000株以上のコーヒーセット】
首都圏を中心にコーヒー1杯600円代と他チェーンと比べ高単価での販売を実施。
差別化として、座席の作りや内装などにこだわり上品なイメージが守られています。
取得単価も購入しやすい価格のため、ルノアールを日頃利用されている方におすすめです。
(公式) 銀座ルノアール株主優待
⑨オリックス
オリックス株主優待は2024年3月31日を持って廃止しました
オリックスはリース、生命保険、不動産など多角化展開をしている企業です。
株価 | |
---|---|
最低必要投資額 | |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | |
優待内容 | 廃止 |
【Bコース株主優待】
カタログギフトから自身が好きな商品を選択することができます。
コーヒー好きの方は「コーヒー飲料orドリップコーヒー」の選択も可能。
コーヒー株主優待狙いの方は、同じセクターばかりを購入するのではなく、「カタログギフト経由でコーヒーを受け取る」という点も覚えておきましょう。
http://long-term-investment.jp/junior-nisa-orix/
⑩KDDI
KDDIは総合通信大手として光回線、携帯事業を展開しています。
株価 | 4,964円(2024年8月29日終値) |
---|---|
最低必要投資額 | 496,400円+手数料 |
最新の株価 | 最新株価はこちら |
権利確定日 | 3月末 |
優待内容 | カタログギフト 100株以上:3,000円相当 100株以上+5年継続保有:5,000円相当 1,000株以上:5,000円相当 1,000株以上+5年継続保有:10,000円相当 |
【3,000円相当株主優待】
KDDIの株主優待もカタログギフトが受け取れます。
コーヒーだけでなく、好きな優待商品を選べる点が強みと言えるでしょう。
長期保有特典もあるため、株主から大変人気の優待です。
(公式) KDDI株式会社株主優待
http://long-term-investment.jp/juniornisa-kddi/
「コーヒーが貰える株主優待銘柄を購入」気になる3つの質問
株主優待に関する質問を集めました。
Q1.株主優待の買い時が分からない
欲しい株主優待を見つけても、買い時を選ばずに購入するのはおすすめできません。
- 既に株価は高値圏にある
- 権利前直前で株価が上がっている
- 業績が長期的に悪く株主優待制度廃止の可能性がある
など、業績を確認せずに購入するのは危険と言えるでしょう。
ベストの買い時は誰にも分かりませんが、購入動機が目先の株主優待のみというのは注意が必要です。
買い時を判断するポイントは以下で解説しています。
http://long-term-investment.jp/high-dividend-kaidoki/
Q2.購入した株を手軽に管理をしたい
購入した株を管理したい方は「moomoo」を利用してみましょう。
moomooは、2022年10月27日誕生した新しい次世代型金融情報アプリ。
日本での知名度は高くありませんが、世界では2,100万人以上のユーザーがmoomooのアプリを利用しています。
- 日本株、米国株のスクリーニング
- 日本株、米国株の財務分析
- シミュレーション取引が可能
moomooに銘柄登録することで、米国株のリアルタイム株価を手軽に確認。
企業分析に強く、気になる日米企業の財務分析が可能です。
株価推移はもちろん、「大口の売買動向」、「関連ニュース」もチェックすることができます。
完全無料のツールのため抑えておきたいアプリと言えるでしょう。
➤「moomoo」を無料でダウンロードする
※IDを取得すればすぐに利用できます
moomoo
posted withアプリーチ
http://long-term-investment.jp/moomoo/
Q3.株主優待の注意点は?
2022年5月個人投資家から高い人気を誇る「オリックス」が株主優待廃止を発表。
その他、「JT」、「マルハニチロ」など同様に優待廃止を発表しています。
優待廃止の背景は、「株主の不平等」と「配送コストの増加」が要因
海外機関投資家からすれば、株主優待制度は全く恩恵がなく投資対象として魅力がない
このため、今後株主優待の制度は減少傾向にあると言える
このため、優待制度の廃止、見直しにより想定していたコーヒーが貰えない場合がある点は注意しましょう。
コーヒーが貰える株主優待【まとめ】
本記事ではコーヒーが貰える株主優待をテーマに解説しました。
今回紹介した企業は以下の通りです。
株主優待を活用すれば、コーヒーをお得に飲むことができます。
食品のインフレが続いているため食費を抑えるのにも最適です。
コーヒーと聞くとメーカー、チェーン店などが思いつきますが、カタログギフトの活用も検討してみましょう。
以上、コーヒーが貰える株主優待まとめでした。
【関連記事】保有株の管理に最適な投資管理アプリを紹介しています。
http://long-term-investment.jp/investment-app/
【関連記事】1株から貰える隠れ優待を紹介しています。
http://long-term-investment.jp/1kabu-yuutai/
【関連記事】ぬいぐるみが貰える株主優待をまとめています。
http://long-term-investment.jp/stuffed-toy/